小学一年生のときの海くんのお昼休みの過ごし方は、基本お一人様でした。
絵を描くのが大好きで、絵ばっかり描いてました。
家では今でもときどき描いてます。
当時、小学生に入ったばかりということもあり、私や母ちゃんは、お友達と遊ばないことに心配してました。
担任の先生は、心配ないですよと言ってくれました。
友達の輪に入りたいけど入れない感じではなく、絵を描きたいから描いてる。そんな感じですと教えてくれました。
担任の先生が仰ったように、二年生になってからは、ちらほらと友達と遊ぶようになりました。
友達と昼休みにサッカーをするようになりました。
サッカーがきっかけになったことも含めて友だちと遊ぶようになったことが嬉しかったのを覚えています。
サッカーやっといてよかったなと思いました。
海くんの友達づくりにサッカーが一役買ったと、そんな気持ちになりました。
ただ、サッカーの内容を聞くと、「PKしてる」という返事ばっかりでした。
海くんは、当時PKが大好きでした。
私は、「自分の好きなことばっかりに友達を巻き込んでやらせてるんじゃないか」と心配になりました。
実際、海くんは、自分のルールで遊びたがる傾向がありました。
公園で友達とバッタリあって、「一緒に遊ぼうか」となったときに、
自分ルールを友達に強要する場面を何度か見ました。
やりたいことを強要するのではなく、ちゃんと話をしてお互い納得してルールを決めることができるようになってほしいとこっそり思いました。
そんな私の心配も他所に、自分ルールを強要する時期は一過性でした。
小学三年生になると、海くんの昼休みの過ごし方は鉄棒や縄跳びになります。
聞くと、二重跳びしながらどれだけ前に進めるか友達と競い合ってるそうです。
このルールは友達が作ったそうで、海くんは後からその遊びに加わったそうです。
私はそれを聞いて安心しました。
だんだんと協調性が出てきたんじゃないかと思っています。
出てきた協調性に精神的な成長を感じます。
相変わらず子どもっぽいとこだらけですが、すこーしずつですが、確実に大人になってるようです。
嬉しい反面、寂しい感じもします。
今を大事に過ごさないといけませんね。