小学生のキック力における飛距離のデータ
小学校低学年が思いっきりボールを蹴ったときの飛距離ってどれくらいなんでしょうか。 以前に海くんと友達が一緒にサッカーをしてるとこをみて、 海くんのキック力って弱くない?って思ったことがあり インターネットで調べてみたことがありましたが、 当時はあまり情報を見つけられなかったです。
もう一度、Google検索かけたところ、参考になりそうなデータが出てきました。
10年前の論文(※)なりますが、多分今とそんな劇的な変化はないんじゃないかと思い、中身を見てみると
10才、11才、12才のサッカー経験者のキック力のデータの記載があります。
ボールを蹴った地点からワンバウンドした地点までの飛距離を計測した結果が記録されてます。
低学年のデータがないのがちょこっと惜しいとこです。
10才がおよそ20m、11才がおよそ24m、12才がおよそ28mとなっています。
1年毎におよそ4mの増加してることがわかります。
ちょっと強引ですが、この傾向が低学年も当てはまると仮定すると、
7才、8才、9才はそれぞれ、8m、12m、16mくらいが推定値です。
個人的には、海くんの周りはこの推定値よりも遠くにボールを蹴れる子が多いかなといった感触があります。
「低学年も1年毎に4m増加する」仮定が無理やりすぎるのかも知れません(笑)
いずれにしても、海くんは、8才で10〜11mなので、やっぱり平均には到達してないかなといったところです。
海くんとりっくんの違うところ
ところで、前回の記事では、海くんが一年生のときと、
今のりっくん(4才)のキック力、ボールの飛距離が同じくらいにみえると書きました。
二人の違いはなんなのか。
原因の一つにフォームの違いが挙げられます。
りっくんは特に誰から教えられるでもなく、体の使い方をよくわかっている感じで
下半身と上半身の動きが連動しています。
上半身でためたバネの力を、下半身に伝えて蹴ります。
軸足にも体重が残らず、蹴った後は軽く飛び上がって蹴り足で着地してます。
対照的に海くんは、この一年でだいぶ改善したものの、小学校1年生のときのフォームはとてもぎこちないものでした。
蹴り足がテイクバックする際に、手が両手とも頭上に上がります。
バンザイしている形です。ヽ(´▽`)/
グ◯コのマークのようなカッコになります。
フォーム改善に苦労する
壁打ちしてる時に、フォームについて注意したことがあります。
「ちょっと手の振り方がちょっとおかしいかも。」と指摘すると
海くんは、「どうしても、そうなっちゃうの。」と少し困ったような表情になります。
「海くん、それは癖ってやつだよ。直したほうがいいよ。練習してごらん。」というと、再び壁に向かって蹴り始めました。
ですが、一向に手の振り方がよくなる感じがしません。
「ゆっくりでもいいから左手だけ上げるようにしてみ?」とアドバイスするも
その後何度蹴っても何も変わらないように見えます。
海くんに、「うまく修正されてないみたいよ。どうしたの??」と聞くと、
「全然直ってくれない!!」と激おこです。
直せないではなく、直ってくれない
「直せない」ではなく、「直ってくれない」。
変わった表現するなーと当時は思いましたが、頭では「直そう」と思ってても
思うように体が動かない状況を当時の海くんなりに表現したのかなとも思います。
運動神経という名前の神経はないそうですが、まるで海くんの体の隅々まで
運動に関する指令の信号を伝達する神経が行き渡っておらず、脳と体の連動が
取れていないようにも感じました。
逆にりっくんはこの神経が張り巡らされていて、イメージした通りの体の動きが
できているような印象です。
次男であるりっくんは現在4歳ですが、0〜3歳までの間、海くんについて行って
体を動かす機会がたくさんありました。
このあたりの運動経験が影響しているのか、はたまた生まれ持ったものの違いなのか。
また機会があれば考察したいと思いますが、
少年サッカー期におけるキック力の違いは、年齢やフィジカルの違いもさることながら、
正しいキックの仕方の影響も大きそうですね。