小さな積み重ねで起こる変化

2024年5月29日水曜日

環境 足元の技術

t f B! P L
一般的か分かりませんが、海くんのチームが有る地域では、高学年の試合になると、低学年の頃のガチャガチャ感が少なくなり、後ろでパスを繋いで逆サイドまで展開したり、ワンツーしたり、
パスを使って相手の守備網を突破するシーンが増えていきます。

数本きれいな良いパスが通ると、それだけで相手のゴール前まで行けたりします。

パスミスや、トラップミスなどできれいな流れがブツッと切れると、「ああ〜!惜しい〜!」ってなります。

低学年の頃は、カオスの中でサッカーしていたので、ミスがミスに埋もれて目立たなかったものが、

だんだんと精度が上がることで、ミスが目立ち始めます。

低学年のうちから、カオスの中でなんとなくサッカーをしていた子と、止める蹴るを継続して練習していた子で差が出始めています。

個人と個人の間に現れたこの現象は、チームとチームとの間にも当てはまります。

カオスの中での試合結果に一喜一憂せずに、どれだけ基礎的な練習を積み重ねてどれだけ地道に技術を上げてこれたかが、この時期にチーム力として現れます。

海くんのチームは、そもそも活動時間が少なく、少ないながらもそういう環境下でやらなくてはいけないチームなので、チームとして急成長を遂げられたかというと、そこまでとは言えないかなと思います。

ですが、個人としては別です。

チームとしての時間が少ない分、個人で取り組んできた子が、チームの中では目立ち始めてます。

例えば、来たパスをシンプルにツータッチで繋ぐこと一つ取っても、

事前にパスコースを探す技術、蹴りやすい場所にボールを流すあるいは止める技術、狙った場所に適切なスピードでパスする技術などなどたくさんの技術が詰まったプレーです。

あまり目立たないですし、特に褒められることもないプレーですが、そういう技術が、次にボールを受けた子に対して時間と空間的な余裕を渡してあげることができます。

やはり、地に足をつけて技術を高めていくことが大事だと言えそうです。

海くんのチームももう少しそういう子が多ければな、と感じることがあります。

海くん自身は、コツコツと努力だけはしているので、チームの戦力にはなれてきていると思います。

あとは、チームとして勝てるようになれば、応援している親としては嬉しいのですが・・・。

このチームでサッカー出来る時間は少ないですが、このまま努力を継続してチームを引っ張っていく存在になってくれると嬉しいなぁと感じています。
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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

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