お団子サッカーから学ぶべきこと

2021年4月19日月曜日

サッカー脳 環境

t f B! P L



ある日のクラブチーム練習からの帰路、車中での会話

私「海くん、クラブチームでのミニゲームは、お団子サッカーになるねー?」

海「そうだよね。」

私「スクールでは、もう少し広がるよね。お団子にならない意識のある人が多いの?」

海「うーん。というより、コーチが広がってっていうよ。」

私「あー、そういうこと?クラブチームのコーチは広がれーって言わない?」

海「全然言わない。どこにいたらボールを運べそうか考えてとは言われる。」

海くんのクラブチームは、ミニゲームなどするとお団子サッカーになります。

小学校2年生から小学校5年生まで混ぜ混ぜでお団子サッカーしてます。

もう少し広がってサッカーしてもいいんじゃないかとも思いますが

コーチは、

「なぜ広がったほうがいいのか?」

その思考を子供自身に考えさせたい意図がありそうです。

こうしたお団子サッカーから学ぶべきことは多そうですが

具体的には何があるのでしょうか?

指導の狙いの違い


クラブチームに対して、スクールではコーチの指導により、お団子サッカーを脱却させる意図が見て取れます。

「どちらの指導のほうが優れている」ということを言いたいわけではありませんが、

そこには、明確に指導の狙いの違いが現れています。

スクールでは、パスサッカーの練習に時間を費やしたい意向を感じます。

一つのボールを両側から蹴りまくって押し込む、「鍔迫り合い」のサッカーは

見ていてついつい応援に熱が入る魅力があります。

ですが、勝つのはいつも身長体重の発達の早い子や、積極性のある子ばかり。

見ていて「上手い!」といった感想はでてきません。

どちらかと言えば「強い!」ですかね・・・。

こうした「鍔迫り合い」からいち早く脱却して、サッカーの技術を伝える受け皿を作りたい意図から

コーチ主導でお団子サッカーの脱却を図っているのだろうと思います。

自分で気づくことの違い

さて、こうしたコーチ主導で選手間に空間を作り、パスサッカーへの成長を促進させるスクールと異なり、

海くんの通うクラブチームは、自発的なパスサッカーへの成長を促しています。

「どこにいれば、ボールをスムーズに運べるか」

「どうすれば、ボールを奪えるのか」

サッカーの原点であるボールを奪い、ゴールすること。

これらの目的を達成するための思考の延長線上にお団子サッカー脱却の理由があり、

その理由を知った上で自らパスサッカーを選択してほしいというコーチの考えがあってのことだと勝手に解釈しています。

確かに、お団子サッカー脱却の経過で得られるものはたくさんありそうです。

まず、単に広がるだけでなく、「どう広がるべきか」を理解することができます。

最初から適切な広がり方を知っているわけではないので、ときに失敗することもあるでしょうが、

人に言われて広がったときと、自分で考えて広がったときとでは、

失敗したときに蓄積される経験値が異なります。

当然、自分で考えて広がったときのほうが、自分の思考に間違いがあったことに気づくわけですから

自分の脳裏に深く刻まれる失敗になるはずです。

そしてなにより、問題解決の成功体験を積むことができます。

これは、サッカーに限らず、日常生活のなかでも言えることかもしれませんが

頭を使い工夫すれば、当たり前と思っていた工法が当たり前でなくなることを体験することができます。

サッカー以外でも、こういった体験を活かして色々と工夫を考える習慣付けができるようになると親としては嬉しいです。

改めてサッカーはサッカー以外の大事なことを教えてくれるなぁと実感します。

サッカーは頭を使うスポーツであることの意識付けにもなりますので

サッカーの成長曲線をさらに上げてくれる期待が持てそうです。

親子練習への落とし込み


各々コーチの考え方をさらに促進できるように、私は海くんとの普段のサッカー談義に工夫をすることにしました。

大体、海くんからのサッカーに関する話題提供は、プロの試合での

・スーパーシュート
・スーパーセーブ
・ファウル案件
・スタメンやフォーメーション情報

あたりがメインですが、最近ではワンツーを繋いでのゴールなど、ゴールするまでの過程にも少しづつ興味を持ってきているようです。

私はこの主の話題がきたら、ここぞとばかりに、

「海くんなら、相手にお団子サッカーされたとき、どうやって点を入れようとする?」

と問いかけて今日もサッカー脳をイソイソと刺激しています。


↓ ブログランキングに参加しています。ポチッとしてもらえると元気でます。
にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ




↓ ブログランキングに参加しています。ポチッとしてもらえると元気でます。

にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ


PVアクセスランキング にほんブログ村

このブログを検索

ブログ アーカイブ

テーマ別

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

人気の投稿

自己紹介

自分の写真
文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

QooQ