交差点を速度落とさず突っ切るようなもの

2021年5月17日月曜日

足元の技術

t f B! P L



変なタイトルですみません。

今回は、海くんの下手っぴの原因の話です。

弟に相撲で負けた


ある日、海くんが

「相撲しよう」

といって、私を誘いました。

「よし!」

といって、家の中で相撲を取り始めると、

(軽っ!)

海くんは平均身長ですが、体重がとても軽いです。

私は、両手で海くんの体を持ち上げて、近くにあったソファの上にドサーっと置いてやりました。

それを見たりっくんが

「ボクもスモーやるー!」

といってきたので、「やるかー!」といって相撲をとると

(お?重い?いて、いてて)

りっくんは標準体重です。

4歳の割には身長は高めですが、それでもまだ小さいので重心が低いです。

しかも、殴ってくるような張り手?をしてくるので、痛いし迫力があります。

とはいっても、たかが4歳児(笑)

海くんとおんなじように、掴んでポイッてソファー行きです。

すると海くんが

「りっくんと僕で相撲してみよう!」と言いました。

二人が構えに入って、私が、「スタート!」というと、

まずは、りっくんが先制攻撃。

私に見せた張り手とゆーか、半分殴ってるような激しい攻撃です。

対する海くんは大人です。

激しい張り手を食いつつも、殴り合いの応戦はしません。

どうやって押せばよいものか迷ってる感じです。

迷ってる間もりっくんの激しい攻撃は止まないので、さすがに苦しいと思ったのか

海くんは後ろを向いて、腰を突き出すカッコでりっくんに迫る作戦に出ました。

サッカーでボールキープするときに相手に身体を預ける感じです。

海くんは、りっくんに怪我をさせないように、ジリジリと優しく後ろに下がってゆっくりと押し出そうとします。

ところが、りっくんは、そんな兄の思い遣りを他所に、低い重心で全力で海くんを押し返します。

結局海くんのお尻を持ち上げて、なんと海くんを浮かせて勝ってしまいました。

(りっくんが勝っちゃった!)

交差点に見るスポーツと実生活との違い


海くんは、蹴られたり蹴ってしまったり、ぶつかったりぶつかられたり、

そんな接触を怖がって避けるので、どうしても球際が弱いんです。

でも、これってもう少し、スポーツとはなんたるやを理解しないと

なかなか解決しないのかな、と思います。

ぶつかると思ってて、でもスピード弱めるなって、考えたら無茶な話。

優先道路を走ってるからといって、見通しの悪い交差点を速度落とさず突っ込むのと同じようなもの。

どっちがファウルでも、痛いもんは痛い。

警戒する、徐行する、ブレーキに足をかけとく、かもしれない運転をする。

むしろ、スポーツ以外では、その考えは「良い」とされるもの。

スポーツとスポーツ以外の境があやふやな今の時期に下手に否定したくない、なんてぼんやりと考えるのです。

吸収が早いのは


ただ現実問題として、接触を怖がらない子と怖がる子では

怖がらずに積極的な子のほうが吸収が早い感じがします。

ボールタッチする機会が増えるので、同じ練習してても、手に入る経験値が違うんだと思います。

コーチたちも「相手より先にタッチするようにしよう」と子どもたちに声をかけます。

その判断力はいますぐつけなくていい

スポーツだから、体がぶつかることはあるよ。と海くんには伝えています。

でも、スポーツと実生活との違いを理解するのは、もう少し、経験が必要なんだと思います。

だから、特に焦って、「とにかくぶつかってみろ」とは言いません。

とはいえ、相手と接触しない練習では、サッカーのあらゆる場面を想定した練習にはなりません。

サッカーは、ポジション取りをするとき、ボールを奪うとき、ドリブルで抜くとき、いろんな場面で接触するシーンがあるからです。

私はやっぱりそれを補うのは親子練習だと考えます。

海くんは、私に対してだと遠慮せずにぶつかることができるからです。

まずは、私を相手に練習して、いつかスポーツの輪郭をはっきり意識できたあとに

ブレーキを踏まずにプレーすることを覚えてくれればと思っています。

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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

得点機会が増えてきた。

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