イメージした自分とリアルな自分を比較する

2021年5月22日土曜日

足元の技術

t f B! P L



クラブチームでのミニゲームを見ていたときに気づけたことがあります。

(海くん、ほとんど動いてない!)

ほとんどボールウォッチャーになって、ポーッとしてます。

移動するときは、歩いて移動。

たまに近くにボールがくると走りますが、

ディフェンスもすぐ諦めてしまいます。

この動きは、今に始まったことではないんです。

その日はたまたま参加人数が多くて、コート内がごちゃっとしてる環境でした。

そういう日は、海くんは自分がするべきことを見失いがちです。

せいぜい3vs3くらいの人数であれば、頑張って走るのですが

その日は5vs5くらいだったので、全く走っていませんでした。

象徴するのはディフェンスです。

途中まで食らいついてボール保持者に並走しても、

走った先に別のディフェンダーをみると

あとよろしくと言わんがばかり、走るのを諦めます。

こういうプレイを見ると、正直、

(なんだかなー、もー)

と怒りのボルテージが上がります。

が、

(あー、だめだ。こんなんで感情を揺さぶられちゃ。落ち着け、俺)

そして、その日は、あることを思いつきます。

(そうだ、ビデオ撮って後で見せてあげよう。)

私は携帯でその様子を動画にとり、後で海くん自身に見てもらうことにしました。

その日の帰りの車中、海くんに話しかけます。

私「お疲れ様!今日は楽しかった?」

海「うん!楽しかったよ!ちゃんと周りも見たりしたよ!」

私「そっかー。今日はね、父ちゃんビデオ撮ってみたんだけど、見てみる?」

海「みるみる!!」

私は、撮った動画を海くんに渡してみせます。

海「あはは、こんときボールがコートに3つも入っちゃってるよ(笑)」

海くんは、動画を見て、正しく小学生らしく、自分のプレイと関係ないところに着目して楽しみます。

私「自分の様子はどう?思った通りの動きになってる?」

海「ん〜〜〜??」

・・・。

海「・・・なにこれ。全然ダッシュしてない。」

私「おお〜。よく気がついたね〜(←かなり嬉しい)。実は父ちゃんもちょこっとそれは思ってたよ」

海「周りももっと見てたはずなのに、全然見てない。」

私「ふーん。」

海「なんで?!」(←キレ気味(笑))

私「『○○してるつもりになってる』ってやつだね。」

海「つもり?」

私「そう。自分ではそうしてるつもりなんだろうけど、実際は違うよってこと。これは、こうやってビデオでも見て振り返らないとなかなか気づけないんだよ。」

海「・・・」

私「まぁ、次に活かせばいいんだよ。」

海「次って?」

私「次の練習のとき。また撮ってあげるからさ。」

海「ん〜、できるかな・・・??」

思っていたよりも反応があって、むしろ効果有り過ぎで自信がなくなっていく勢いでした。

よく考えると、海くんに自分の動画を見せるときは、

うまくいってるときのものばっかりを見せていた気がします。

自信をつけてほしいときは良いですが、たまには現実を見るのもないと

本当の振り返りにはならないですね。

ここから這い上がってくれるかどうか、海くんのサッカーを楽しむ心を信じて待ってます。



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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

得点機会が増えてきた。

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