「どこまでやればいい?」のその答え

2021年5月25日火曜日

リフティング 楽しむ心

t f B! P L



ある日のこと。

いつものように公園で海くんとりっくんと一緒にサッカーしていました。

海くんがリフティング練習をすると言って、5分ほどリフティングをしてから私に

「次何しようか?」と言ってきました。

「あれ?リフティング練習はもうオシマイなの?」と聞くと

「うーん、もうちょっとやる。」と言って再度リフティングし始めました。

また、5分ほどすると、じーっと私の顔を見てきます。


顔に【どこまでやればいい?】って書いてあります。

目標は自分で決めてほしい


「海くん、何をどれくらい練習するかは父ちゃんが決めるんじゃなくて海くんが決めるんだよ?」と私が言うと、海くんは沈んだ顔。

「自分で『こうなりたい』って目標を決めて、自分で納得いくように努力するんだよ。」

「父ちゃんも、いつまでもつきっきりで海くんにアドバイスはできないよ?」と続けると海くんは「分かった」と言ってリフティングを継続します。

(多分、分かってないんだよなぁ)

と正直思いましたが、そこはまだ小学3年生。

まだまだ見守る必要がありそうです。

いつまでも親は頼れない


さて、その夜に、DAZNでリバプール特集を見ました。

クロップ監督が自分の父親のことに触れて語るシーンがあります。

クロップ監督のお父さんは、クロップ監督がスポーツの世界で成功することを祈っていたそうです。

クロップ監督は、そんなお父さんに「監督になった自分の姿を見せてあげられなかった。」とインタビューに答えます。

海くんは、私の隣でそれを見て「どういうこと?!」と私に聞きます。

私が「ほら、今それを答えるよ。」とテレビのクロップ監督の発言に注目させると

クロップ監督は「既にこの世を去ってしまったからだ。」とその理由を答えます。

海くんはそれを見て、「・・・そういうことか。」とポツリ。

目に涙をためてます。

それを見て、「父ちゃんも海くんのプロサッカー選手の姿を見てみたいな。」と喉まで出かかりましたが、

いくら何でも重すぎると思って言葉を飲み込みました。

サッカーは学びの機会の宝庫


サッカーは色んなことを学ぶ機会を作ってくれます。

親をいつまでも頼れないこと、

自分の夢は自分のために持つこと、

そのための努力の加減は自分の責任ですること

海くんには、今すぐ全部理解するのは無理でも、

せめてちょっとずつでも、

それらが伝わってくれるといいなと思っています。

そしてサッカーには、それを教えてくれるだけの魅力があると感じています。

かけがえのない時間を過ごしてるんだなぁと実感しています。



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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

得点機会が増えてきた。

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