褒めても向上心は芽生えないという疑惑

2021年10月20日水曜日

楽しむ心 環境

t f B! P L
海くんとりっくんを連れて近場の公園に遊びに行ったときのことです。

3人で暫くボールを蹴って遊んだあとに、海くんとりっくんそれぞれ別の練習をし始めました。

海くんはリフティングをして、りっくんは私と対面パスをしています。

りっくんは、単に対面パスだけでなく、合間に自分の方へ転がってきたボールをつま先で浮かして、ワンバウンドリフティングにチャレンジしたり、時にはドリブルしたり、とにかくボールを動かすのが楽しくて仕方ない感じで練習します。

対して海くんはリフティングをしては休んでリフティングをしては休んでを繰り返します。

対称的な二人を見て感じたのは、主体性の違いです。

りっくんは、自分が上手くなるためにどんな練習が必要なのか、自分で良くわかってるように見えます。

年中さんながら、ドリブルしながらのパスや、動きながらのトラップなど

より実戦に近い動きをとりまぜながら練習します。

私が退屈そうにしてるかどうかなどお構いなし。自分でしたいことをしています。

対して海くんは、リフティングが上手くいくとこちらをチラチラ見てきます。

顔に「上手くできたよ。褒めて。」と書いてあります。

私からすると、私に構わず練習に集中してくれって感じなのですが

海くんは私のリアクションをずっと気にしながら練習しています。

リアクションする私がいないと練習できない子になるんじゃないかと心配になります。

練習の取り組み方について、海くんとりっくんとで何がそんなに変えたのか。

パッと考えついたのは、海くんは褒めて伸ばして、りっくんはずっと放任主義でやってきたことです。

年が離れていて、どうしてもサッカーのレベルが違うので、兄である海くんの練習を主体にして、りっくんは片手間に相手をすることが多かったと思います。

りっくんは、海くんの練習する背中を見て、「どうやって上達するのか」を学んできました。

海くんが褒められて練習意欲を掻き立てられている一方で、

りっくんは兄の練習を眺めつつ、一人でドリブルして遊んでいました。

いつの間にか、「褒められる」という親からのご褒美なしでも、

自分の練習の動機付けを自分でできるようになっていました。

りっくんは、私のリアクションなど気にしません。

練習中は自分と対話しています。

そんなりっくんを見て、

(海くんは、ちょっと褒めて伸ばしすぎたのかな。)

と感じました。

海くんが自分で自分の練習の動機付けをできることになること。

そんなことが実現できれば、海くんの成長にとてもプラスに働くはずです。

実現するためのきっかけとなりうるものは何なのか。

チームメイトに触発されて?

憧れの選手に刺激を受けて?

りっくんの練習に取り組む姿に感化されて?

それとも全く別のなにか?

何があるかわかりませんが、少しずつ、練習の動機を増やしてくれるといいなと感じます。

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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

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