インターネット上の情報では、少年サッカーは、低学年から高学年になるに連れて、活躍していた子ができなくなったり、目立たなかった子が活躍する現象について、色んなサイトで書かれています。
ちなみに、そういった現象について海くんのチームでは、どうだったのかというと・・・。
まぁ、「あるにはある。」感じでした。
海くんのチームは同じ学年が10人以上いますが、ここぞのスタメンは、ほぼ変化なしです。
ただ、スタメン内でも、断トツで頼りにされてた選手が、調子を落としていたり、ギリギリでスタメンだった子が、ほぼスタメンに定着したりなどの変化はありました。
なので、スタメンの入替えまではなくとも、多少の上手い順の入替えはあるのかなといった感じです。
なんとなく「なんだ、現実はそんなもんか。」と思わなくもないですが、
実のところ、海くんのチームに関しては、も少し先に結構なスタメンの入替えがあるんじゃないかとも思ってます。
というのも、スタメン以外のチームメイトがあまり正当な評価を貰ってない可能性があるのかなと思うところがあるからです。
逆に言えば、そのメンバーが試合で明確な違いを出せたとき、一気にスタメンが入れ替わる可能性もあると思っています。
さて、なぜ、わたしがスタメン以外のチームメイトをこっそりと評価してるかというと、
技術に差がついてきた!
と思うからです。
そんな特別な技術ではありません。
基本的な止める蹴るの技術です。
さて、そんな大事な技術がなぜあまりフォーカスされないのか。
その理由は、たてポンサッカーかなと思っています。
今の海くんたちのチームは、今もほぼたてポンサッカーです。
ボールをとったらとりあえず裏のスペースに縦パス送ります。
いわゆるスルーパスで、本来とても技術が必要なパスですが、少年サッカーによくある(?)最終ラインとキーパーの間に広大なスペースがある場合は違います。
プロの縦パスのような裏へ走るFWへの正確なパスなど不要で、強さ、方向など多少のズレなど、目立ちません。
むしろ、必要になるのは止める蹴るではなく、アバウトでも裏へ蹴り出すキック力であり、アバウトなパスに追いつくための走力です。
ただし、このところ、海くんのチームに少しずつ変化が生じています。
スタメンの中でもプロのサッカーの試合を見る子たちが、ボールを保持してパスをつなぎ始めました。
足元へ正確に届けるパスが必要になってきています。
一際重要性を感じるのが、ゴロのパスです。
浮かせる必要のない場面で浮いたパスを送ってしまうと、ただただ味方のミスを誘発してしまうことになります。
ゴロのパスが苦手な子は、ちょっとこの先苦労するかもしれません。
本当に基本的なことですが、相手の利き足側に速いゴロのパスの実戦経験を積むことはとても大事なことだと言えます。
今後、海くんのチームのサッカーがどう変化して、必要な技術がどう変わっていくのか。しっかりと見守っていきたいと思います。