大人のわたしが見ても、すこしおっかないというか、迫力満点です。
そんな中、海くんはオドオドしています。
ハッキリ言って全然頼りないです。
猛獣の檻に我が子を入れてしまった感じがして、親としてはハラハラが止まりません。
本当に、コーチは根気強く海くんを使ってくれてるなぁと感じます。
ただ、こうもプレーが激しくなってくると、止める蹴るの技術が効いてきます。
プレッシングが速く強くなることで、スペースも時間も限定されてくるからです。
そして、プレスが速い分、いくつか速くて正確で正解なパスを何本か成功させれば、広大なスペースへボールを逃がすことができる・・・はずなのですが、
海くんのチームは足元の技術が上手い子が少ないので、大概何処かでパスは途切れます。
ですが、激しい試合を繰り返すうちに、少しずつチーム全体の足元の技術も向上してきていて、今まで受けたことのない良質なパスが海くんの足元にくるようになりました。
特にトップ下のポジションの子が才能を開花し始めています。
もともとパスはうまかった上に、気持ちが強くなって中央でボールを捕れるようになり、
そのボールの逃がしどころとして、海くんへパスが送られることになり、結果として、受けやすいパスを受けるようになりました。
受けやすいパスが来る分、ファーストタッチの精度があがり、海くんが送るパスの成功率が上がりました。
海くんも、パスが送られてくるのがわかるので、パスの受け手としての意識が向上して、より良い位置で受けることができるようになってきました。
周りのレベルが上がると、緊張感が増しますが、メリットは格段に上がるなと感じます。
傍目には、とても頼りない海くんですが、もう少し辛抱強く使い続けてもらえれば、海くんにも変化が訪れる・・・そんな、予感もしています。
よくよく海くんを観察すると、周りほどではないにしても海くんなりの成長速度で恐怖心を克服しているのが分かります。
このまま海くんも、まわりのチームメイトのようにステップアップすることを祈っております。