たった数秒間に魅せられるプレー

2024年8月20日火曜日

楽しむ心 環境

t f B! P L
「あの瞬間にもう一度戻りたい。」

夕飯時に家族で食卓を囲んでいる時に、海くんがポツリと言いました。

あの瞬間とは、その日にあった海くんの試合のあるワンプレーがあった瞬間を指しています。

その日もセンターバックで出場した海くんでしたが、一瞬のスキをついて、ボールを奪って単騎で相手陣地に切り込んで、最後にマイナスのパスを送って味方をアシストしました。

基本的に海くんはセンターバックなので、攻撃参加はしませんが、相手のパスをインターセプトし、運べるスペースにボールが転がるなどの一定条件を満たしたとき、

チームメイトやコーチや応援の保護者の声援は、一変します。

「海ー!!いけー!!」

前にも似たようなことを書いた記憶がありますが、この瞬間、わたしはいつも鳥肌が立ちます。

ゾクゾクして、血が逆流した感覚に陥ります。

海くんの中の攻撃モードのスイッチが入って、高速ドリブルで力強くボールを運びます。

この状況になると、かなりの高確率で得点に結びつきます。

海くんは、そのことを「楽しかったな。」と振り返って、またそんなプレーがしたいと言います。

普段は、攻撃したい気持ちを抑えてチームプレーに徹して、守備第一に動いています。

よく気持ちを抑えているよな、と思うのと同時に、

本当にたまにやってくる希少なチャンスをものにする海くんを見て、感心します。

もうすぐ最終学年の集大成とも言える見せ場の試合が幾つも始まりますが、少しでも、攻撃参加の機会があれば嬉しいなぁと祈るような気持ちでいます。
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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

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