戦わないという選択肢

2024年8月5日月曜日

環境 足元の技術

t f B! P L
海くんのチームメイトは、個の突破でボールを運ぶことが多いです。

特に、サイドの選手は、それが顕著ですし、チームの方針としても、それを良しとしています。

でも、大体そこでボールを奪われてしまいます。

もちろん、鮮やかに抜ける場合もありますが、相手が強いほどひっかかります。

何度も何度もそのシーンを見てきたので、見ている保護者側も、展開が読めてしまうのですが、

サイドにボールが渡ると、相手に追い込まれてようがなんだろうが、突破を図ります。

チームの誰がサイドをやっても、同じような展開になります。

おそらく、小学生年代は、とにかくチャレンジして、成長することを優先するチームの方針なのだと思います。

賛否あるのでしょうが、どちらかと言えば、わたしは賛成です。

失敗を怖がらずにどんどんチャレンジする時期だと思いますので、積極的に仕掛けてほしいし、技術を掴んでほしいです。

デメリットがあるとすれば、チームが勝てないことでしょうか。

やっぱりスポーツは勝つから楽しいのだと思うので、勝ちもたくさん経験してほしいのですが、このやり方を貫くと、それがなかなか叶いません。

さて、そんなチーム事情があって、今のチーム方針には、ちょっと複雑な心境ですが、ときにセンターバックにほぼ固定の海くんが、たまたまサイドをすると、プレーが少し変わります。

バックパスです。

マークが厳しくて、前を向くのが難しいと判断すると、ボールを落として、味方選手が前を向いた状態でボールを受けることができるパスを送ります。

見る人によっては、消極的に映ります。

海くんは、このことで、ことさらサイドには不向きという烙印を押されているように感じます。

わたしとしては、ボールを受ける前に、既に勝負は始まっていて、前を向けるようにマーカーを外すなりポジションを工夫するなりしないと良いプレーに繋がらないと考えています。

ですが、それが出来なかったときに、いったん、前を向かずにバックパスを送ることに、否定的な気持ちになることはありません。

むしろ、前を向けないときに、無理に前を向いてボールを奪われてしまうほうが、周りを見れてない良くないプレーに見えます。

チームの意に沿わないプレーをいつまでもしてしまうことに、若干の迷いはありますが、

今は、海くんが思うプレーを思い切りして、突き抜けてしまえば良いんじゃないのと思います。

願わくば、最終的にそれをチームに認められれば最高だなと思います。
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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

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