にも関わらず、帰宅後に、お気に入りの小説をゴロゴロ読んでアハアハ笑っていました。
基本的に負け試合を引き摺らない海くん。
強いチームではないので、負け慣れているのもあると思います。
海くんに、「相手強かったの?」と聞くと、「強いは強いけど、戦えないわけではなかった。」と言います。
んじゃ、なんで大量失点なのさ。とも内心思いましたが、まぁ、あまり傷を抉るようなことは良くないかなと思い、それ以上は何も聞きませんでした。
ただ、聞かなければ聞かないで、わたしの中で悶々とする気持ちが大きくなりました。
「失点の原因は明確になってるのか?」「相手との力量差を測れてないから楽観視できるんじゃ?」「そもそもボーっとして何も考えてないんじゃないか?」「とゆうか、負けて悔しくないの?」などなど・・・。
その晩、海くんが就寝後に、こっそりとサッカーノートを見てみてると、2ページ弱にわたり、その試合の振り返りが書いてありました。
サイドハーフの攻め残りが原因で、人がサイドに流れて、中が空いてしまっていたことや、
相手FWが縦パスを受けたときの自分の対処の悪さや、
ビルドアップ時に、視野が狭くパターンが単調になってしまったことなどが書いてありました。
自分なりに対応策も考えて、次回の試合での改善点もまとめてありました。
海くんとの会話を振り返ると、改善点まで見えていたから、「戦えないわけではなかった。」の発言があったのかなと思い直しました。
改善すれば、もっと戦えたはず。と思っての言葉だったと思います。
よく考えるようになったんだなぁ〜と思ったのと、説教じみた発言を思いとどまって良かったと思いました。
海くんは、会話でのサッカーの言語化は、まだまだ不得意ですが、そういう子にとってサッカーノートは良いツールだなと思います。