ネットでもよく見かける情報ですが、自立した子は、どんどんと上手くなるなぁと感じます。
また、親が協力的で、家族で子どものサッカーに取り組んでいるところのお子さんも、上手くなるのが速いです。
できることならば、上の2つの要素が両方揃っているのが一番だと思います。
自立した子は、自分に足りないものや武器になるものを意識して、自らに課題を出して乗り越えることによって、成長することができます。
小学生なので、課題の出し方や、乗り越えるためのアプローチが回り道になることがあります。回り道は悪いことではないですが、ネットを使用した調べ物やお金のかかる環境作りなど、どうしても大人の力に頼らざるを得ないこともあるので、ここで家族の支えがあるとないとで取れる手段が変わります。
車で言えば、自立心が動力で、家族のアシストはハンドルといったところでしょうか。
なりたい自分への道を順調に走ることができます。
海くんは、自立の部分が苦手です。
決まったことをやり続ける能力はありますが、自ら考えて行動に移すことができません。
将来どうなりたいのかを考えて逆算することが難しいです。
かくいうわたしも子供時代は、胸を張って話できるほどのものでは決してないので、海くんに偉そうに言えません。
とはいえ、サッカーに限らず自主性を育むことは無駄にはならないので、親としてやれることは、やってみるつもりです。
先日、朝早く起きて、一緒にランニングしたときに少し海くんと話しました。
将来の自分のイメージと、そこから逆算してどんな中学校生活を送るのか、さらに逆算して、小学校卒業までの時間をどう過ごすのか。
海くん一人では、考えられないようなことを質問したり、アドバイスしたりして、海くんの意見をどんどん促してみました。
いろんな角度から出た意見をまとめると、海くんは、近い将来の目標を建てるのが苦手なことがわかりました。
うすうす、感じてはいましたが、確信に変わりました。
聞いても、実現性の高い目標しか出てきません。
今でも手が届くような目標ばかり挙がります。
できない事は言わない。真面目な性格の海くんらしいなと思いますが、それでは、努力をしませんと宣言しているようなものです。
届かなかったときの心配ばかりして、目標を下げたがります。
いつの間にか、こんなに夢を見れない子になったのかなと思ってしまいました。
でも、サッカーをしていなかったら、こんな話も、目標設定が苦手なことも、知ることが出来なかったかも知れません。
大事な小学生の時期はもう終わってしまうかも知れませんが、まだいくらでも間に合うと思っています。
夢に向けて、逆算して計画を建てること。大きく夢を語れるようになること。
これらができることによって魅力的な大人になることを本気でサポートしたいと思っています。
まずは、低すぎない目標設定から、海くんにしっかり考えてもらうことから始めようと思います。