サッカーは普段の運動能力に跳ね返るか
海くんが小学一年生のときに、担任の先生に、母ちゃんが言われた一言です。
それは、およそ一年前の、小学校で初めての個人面談のときの話になります。
基本的には、
「問題ないです、学校生活に馴染めてますよ。」
なんて当たり障りのない話で終わるはずだと思いきや。
正直、「ギクリ」となる一言でした。
海くんのボールの投げ方とか、縄跳びを跳ぶ様子は、見てすぐに
「あ、下手だ」ってわかってしまうくらい不器用です。
海くんはきっと、運動全般が苦手なんだと思います。
運動会で活躍できるか
プールは順調に進級してるし、サッカーだって一年前の当時は朝練を積極的にやったりして頑張っていました。
海くんたちは背の順で走る順番を決めているようでした。
両者の習い事の成果を、運動会で是非発揮させてほしい。
およそ一年前、海くんが一年生のときの運動会をそんな思いを胸に見学しました。
一年生はダンスやら組体操もしますが、運動能力を図るというと、やはり徒競走に注目です。
徒競走
海くんは大体真ん中くらいに並んでいます。
そしてある意味、徒競走より衝撃だったのが玉入れでした。
いよいよ海くんの番になります。
ちょっと緊張してるかな？？表情が真剣です。幼稚園のときとは違います。
よぉーい、、、パァン！！
さぁ、いいスタートきった！
そして、そこから、みるみる、抜かれ？？
・・・アレ？
海くんは4人中4番目で見事にビリッけつでした。僅差ではありましたが。
ビリだった子はビリグループのラインで全員が走り終えるのを待ちます。
あとから聞いたら、海くんは並んでいる間に悔しくて泣いてたそうです。
玉入れ
競技が始まった途端、みんな一斉に必死で玉を投げ入れるます。
軽快な音楽とともに、かごの周りにたくさんの玉が舞います。
でも、よくよく海くんの動きだけを目で追ってると・・・、
頑張って投げてるけどカゴに全然届いてないのがわかります。
フォームがメチャクチャで、力が伝わりきっていません。
頑張ってジャンプして投げてる姿は可愛いですが届いてません。
入る入らない以前の問題です。
運動会のあとに
勝負事への関心は精神年齢に左右する
海くんは白組でした。
赤白抜きつ抜かれつの名勝負でしたが、
最後に勝負を制したのは赤組でした。
海くんたちは負けてしまいました。
後日、海くんに運動会直後のクラスの様子を聞きました。
私「負けちゃったけど、みんな落ち込んでなかった？？」
海「泣いてる子がいたよ。」
私「その子が泣いてる理由はわかる？」
海「負けて悔しくて泣いてるんでしょ？」
私「おお〜、よく分かったね！海くんも悔しかったの？」
海「ううん、全然」
私「・・・。」（ちょっとくらい、悔しく感じてほしかったな（笑））
私「そ、そっかー。でも、よくその子が悔しくて泣いてるってわかったね！？」
海「聞いたから。」
私「・・・え？」
海「なんで泣いてるの？って聞いたから。」
私「それで、その子はなんて答えたの？？」
海「その子じゃなくて、他の子が「悔しくて泣いてるんだよ」って教えてくれた。」
海「そっとしといたほうがいいんだって。」
私「う、うん。その子の言うとおりだね・・・。」
勝負事に拘るのは上達への近道
勝負事へ拘りを持っている子は、精神的に成熟してる子が多いですね。
そして、身体の動かし方がうまい気がします。
勝負に拘る→がむしゃらに動く→経験値が貯まる→うまくなる のポジティブループにうまく乗れています。
海くんは、飄々として、勝ちにあまり執着がありません。
負け惜しみならまだいいのですが、拘りがありません。
産まれながらの性格というのもあるので、
どう拘りをもってもらうのかは正直悩みどころです。
そして、サッカーや水泳を継続した成果が一般の運動能力に跳ね返る日はくるのか？
この辺りは、また折々触れていきたいと思います。
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