海くんに伝えたい三種の神器のうち一つ、ダブルタッチについて書きます。
海くんが小学一年生の夏ころの話になります。
まず、ダブルタッチを教えるにあたり、私がダブルタッチとはなんぞやの勉強から入りました。
どうせ参考にするなら、世界最高峰のダブルタッチがいい！
と、メッシ選手のダブルタッチの動画を調べているところ、
小学校低学年のうちにやっておくべき練習も見えてきました。
メッシ選手のダブルタッチに見る極意
ダブルタッチ万能説
まず、You Tubeでメッシ選手のダブルタッチの動画探しです。
しかし、これは・・・と異変を感じました。
このあたりは、資料探しに苦労しません。
参考になる動画は溢れています。
それにしても、メッシ選手はなぜこうも簡単にスイスイＤＦを抜けるのか。
ダブルタッチで何人も連続で抜いてボールを運ぶ姿は圧巻。
やっぱり思った通り、ダブルタッチ極めればとりあえず少年サッカーはオーケーでしょ。
スロー再生で見て気づいた異変
いくらなんでも、簡単に抜きすぎじゃないか？
スロー再生で何が起こってるのか確認してみました。
間合いの外にいる相手に仕掛けるダブルタッチ
抜かせないことを優先して引いて守るディフェンダーは、なかなか間合いを詰めません。
自分と距離がある相手に対してもメッシ選手はダブルタッチで抜いてしまいます。
スロー再生でよく見ると、相手選手はダブルタッチの前に既に逆方向に動かされてます。
対峙した相手しか分からないような小さなフェイントを入れてるんでしょうか？
厳密には、ダブルタッチを仕掛けてるときには、既に勝敗はついているように見えます。
間合いの中にいる相手に仕掛けるダブルタッチ
密集地帯でパスを受けた場合など、相手が既に間合いの中にいる場合もあります。
ある程度近い位置にいる相手は、前段のフェイントなしでダブルタッチのみで抜いているように見えます。
大事なのはダブルタッチだけじゃない
メッシ選手の動画を繰り返し見た結果、
ダブルタッチ自体も鋭くて早いのはもちろんですが、
直前に相手に重心を移動させてしまう技術や
相手が飛び込む瞬間を察知する技術も
もはや魔法のように見えます。
何度見ても「？」です。
ダブルタッチの練習方法
とにかくメッシ選手のダブルタッチが異次元だということだけ理解しました。
ただし、すごいと思うだけでは前には進めません。
相手の重心をずらす技術とか、興味は津々ですが、海くんには時期尚早と判断しました。
まずはダブルタッチを素早く切れよくすることに集中します。
そして練習方法については、文化系な私はまたしてもインターネットに頼ります。
なんという便利な世の中。
ダブルタッチのやり方を解説したたくさんの動画があります。
傾向を見ると、様々なボールタッチ練習のなかの一つでダブルタッチをやってる方が多いです。
なるほど。ダブルタッチだけをやるというより、ボールタッチを基礎練習に据えて、
その一つにダブルタッチを入れるほうが足下の技術が偏りなく身につきそうです。
家の中で練習する
ボールタッチの練習は、毎日少しずつやるほうが上達が早そうです。
幸い、ボールタッチの練習は家の中でもできそうなので、家で毎日5〜10分程度でできるメニューを組みました。
もちろん、主目的のダブルタッチも組み込みます。
それにしても、ボールタッチの種類にはびっくりしました。
ボールタッチの大海原
ボールタッチは簡単なものから難解なものまで様々です。
You Tubeを見るとスーパーキッズが難解なボールタッチを難なくこなしている動画がいくつも公開されてます。
みんなタッチが柔らかくて、ボールを自由自在に操っています。
うーん、世界は広くて遠い。
ボールタッチの大海原を眼前に自分の考えがド素人であることを改めて痛感します。
ダブルタッチさえ学べばオーケーなんて考えていた自分が恥ずかしい！
考えを改めました。
改めましたが、海くんにスーパーキッズのようにやれといっても120%無理なので、
挫折しないように、簡単なものから5種類くらいを宿題として渡しました。
ご褒美シールを活用し、シール台帳に課題を書いて自発的にやるように促します。
・・・がうまくいきません。
結局、私が「やろうぜ、やろうぜー」と声がけしてやってもらう感じです。
その後、多少促し方を工夫し、さらに海くんの精神的な成長も若干あり
ある時から自発的にボールタッチをするようになりました。
それについては、ダブルタッチの習得具合とともにまた後日触れたいと思います。
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