少年よ、さぁ顔をあげて。〜ルックアップ大作戦〜

2021年4月26日月曜日

足元の技術

t f B! P L



前回に、視野確保のためのアドバイスを海くんに送りたいといった趣旨の記事を書きました。

今回は、実際に親子練習でアドバイスを送ったときの話になります。

事前準備


視野確保が重大課題となった海くんですが、

私との親子練習でも、視野確保に特化した練習をしたことがありませんでした。

私自身がそんなに重要視していなかったというか、

「もっともっとレベルが高い子がさらなる高みを目指すための技術」という認識があったためです。

海くんはそんなレベルじゃないと勝手に決めつけてました。

ですが、私との1vs1で発揮する力をチーム内のミニゲームでも発揮できない海くんを見て、

(視野確保できてないから、普段の力を出せていないかも知れない)

と、感じるようになりました。

もちろん、海くんが下手っぴな理由は、他にもゴロゴロあると思いますが・・・。

さて、視野確保しながらプレーすることの事前準備として、

海くんと次のようなトレーニングをしました。

ドリブル鬼ごっこ

ドリブル鬼ごっこは、海くんの通うスクールでもクラブチームでも登場する練習メニューです。

シンプルに楽しいし、自然と前を向いて、空いているスペースや相手の位置の把握を促せることから

どのスクールやチームでも取り入れてるんじゃないのかなと思います。

このドリブル鬼ごっこを親子練習で、1vs1で行いました。

まず4本のカラーコーンで1m×2mのエリアを作ります。

そのエリアの周りで鬼ごっこです。

鬼は交互にやります。

海くんだけボールを持って、私は持ちません。

私もボールを持ってもいいんですが、

私の下手さが原因で海くんに適切な負荷をかけることができなくなっては意味が半減するので敢えて持ちませんでした。

私もドリブルがうまくなったらボールをもって一緒にやりたいと思います(笑)

お互いボールをもってたほうが楽しい練習になるだろうなという感触がありました。

が、今回は練習していないのでパスです。

さて、ボール持ってない方はハンデとして早歩きです。走ったら反則です。

時間は30秒。やってみて分かりましたが30秒を全力でやるとバテます。

ボール持ってない方は、早歩き状態なのでそこまで疲れませんがドリブルしてる方の消耗は半端ないです。

私が鬼のときは右回り、左回りを緩急つけて切り替えます。

海くんはドリブルしながら、鬼である私の進路を視野に捉え、

鬼の進路が変わったら、切り返して素早く逃げます。

1m×2mの狭いエリアを曲がるので細かなタッチコントロールを求められます。

視線を外しつつのパス交換


対人パスの練習に、ボールから視線を外す動作を加えた練習です。

視野を確保するには、視野を確保する余裕を作るところからと思って始めました。

さっきのドリブル鬼ごっこもそうですが、ぼんやりイメージしてる練習の具体な方法は、インターネットを頼りました。

動画もあるし、実施の際の要点もまとめられているサイトが多数あって助かります。

目移りしてしまって全部試したくなってしまうのがデメリットですかね。(^_^;)

1vs2をしながら声がけ


海くん、りっくんと私との1vs2を週末によくやって遊んでいます。

通常であれば、ただただ夢中にボールを追いかけ回すだけのこの遊びに

少し声がけを入れてみました。

具体的には、「周りをみて」「何が見える?」と声がけするのですが

ゴールキックを待つとき、スローインされるのを待つとき、パスを待つときなどのオフザボールのとき中心に声掛けしました。

オフザボールのときであれば、技術うんぬんは関係なしに

心掛けだけで周りをみることができるからです。

プレイが途切れたときに、「周りをキョロキョロして何が見えた?」「それ見て次のプレイに反映できた?」

などと聞いてみました。すると、

「自分の目の前にスペースがあったから、もしボールが来たらそこにトラップするとこまでは決めてた。」

「トラップしたあとにすることは決めてなくて、実際にトラップしたあとに考えた。」

と、海くんがその時思ったことを伝えてくれます。

その後に何度も何度も言い続けることで、後半には言わなくても自ら視線を送って

スペース、ゴール、相手、味方の位置を把握するようにしていました。

海くんのように、コーチの話を聞いてるようで完全に聞き流しているような子には

親子練習でみっちりできるまで確認するのもいいなと感じました。

精神年齢が高めな子であれば、コーチからの数回のアドバイスで実践できるんでしょうが・・・。

ボール保持時にアドバイスすると


もちろん、ボール保持時にも「周り見て」「落ち着いてキープして」とアドバイスしました。

面白かったのは、ボール保持時に「周りを見ろ」と言われると

以前、コーチから口酸っぱく言われていた「手を広げてキープする」ことを自然と実践していました。

海くんからすると「いま周り見るからちょっと待って」的な意味で手を広げたんでしょうが

これは一石二鳥で大事な技術が手に入ると感じました。

キープ時の姿勢も前かがみで自分の脇の下から周りを見るような状態から

背筋が伸びて、最小限の首振りと目の動きだけで周りを見れる姿勢に変化しました。

サッカーに必要なことをしようとするとサッカー人らしい姿勢になってくるもんだなぁと感心しました。

あとはミニゲームで実践あるのみ


親子練習でできる範囲で、課題に取り組むことができましたし、海くんも手応えを得てくれたようでした。

あとはクラブチームやスクールでのミニゲームでどれだけ実践できるかを注目します。

おそらくすんなりとはいかないので、親子練習での声がけは継続しつつ様子を見守りたいと思います。

完全に習慣化するまで繰り返しが必要なんだろうと感じています。

ものにできれば、海くんも自信をつけてくれると思うので

ちょっとここは、私としても踏ん張りどころと感じています。

また、効果がでたころにここで報告できればいいなと思います。


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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

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