選ぶのはドリブル?パス?割り振られるスキルポイント

2021年8月13日金曜日

サッカー脳 足元の技術

t f B! P L



先日久々にクラブチームの練習を最初から最後まで見ることができました。

練習後半にミニゲームがあったのですが、少し気になる出来事がありました。

それは、海くんがキーパーからのパスを受けて

前を向こうとしたときに、3人位に囲まれてしまったときのことです。

海くんが通うクラブチームは、まだまだお団子サッカーで、

ボールを持つとそこにワッと相手が密集してきます。

器用な子だと、テクニックと粘りっこさで前にゴリゴリっと進めてしまうのですが

海くんは大体こうなるとパスを選択します。

もともとコートが狭くて十分なスペースがない上に3人に囲まれてしまっているので

パスの選択もありかなと思うのですが、コーチからかけられた声は、

「もっと自分で行ってみろ」

でした。

これ、私がちょっぴり悩んでいるところです。

密集地を抜いていく練習を海くんは全て回避してパスをするのです。

密集地を怯まずに果敢に攻める子は、ものすごく上手です。

俊敏性があって誰よりもタッチ数が多いし、ダブルタッチもきれいに決まるし、ちょっと引っ掛けられても粘り強いので、強引にボールを引き寄せることもできます。

こういう技術力は、きっと何度も何度も密集地を攻めていく子に身につくスキルなんだろうと思います。

であれば、海くんにも是非挑戦してほしいのですが、海くんは必ずパスするのです。

ただ冷静に考えると、ドリブルが正しい場面なのかパスが正しい場面なのか、分からないんですよね。

いや、むしろそれだけ相手チームの人数を引き寄せてるのであれば

パスは正解なのでは?とさえ思えてきます。

よくフリーの味方が見えてたなと感心すらしてしまいます。

しかしながら、小学生時代はとにかくドリブル技術を学ぶべきだということも聞いたことがあり、

そうすると正解はパスだけど敢えて練習ではドリブルを選択するべきなのか?とも思ったりします。

ですが、海くんは密集地をドリブルできる器用さはないのです。

まず俊敏性はゼロです。いつもモタモタしてますし、セカセカできる子に必ず負けます。

そして、粘り強さもゼロです。

球際の弱さの理由にもなっている精神的な脆さがあります。

これこそ一朝一夕に治るものではありません。

精神的に強くなるのは、きっと5〜6年生になったあたりだろうと踏んでいます。

コーチはドリブルしろと言って下さいますが、そこに期待するとがっかりするのであまりしないようにしてます。

ですが、この時期に密集地をドリブルする練習を放棄してしまってる海くんは、この先、とんでもないディスアドバンテージを背負うことになるのでは?と不安になります。

出来ることをコツコツと・・・とは思いますが、なかなか不安は拭えません。

とはいいつつも、心の問題はじっくり待つしかないので、

海くんはビビりながら今日もとにかくパスしてパスして・・・。

どんなサッカー選手になるのか、不安半分楽しみ半分です。

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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

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