勝利至上主義チームのチーム事情

2021年9月2日木曜日

楽しむ心 環境

t f B! P L




海くんの希望により「コートとゴールがある場所で練習していて公式戦にも出れるチーム」を探しています。

スクールは辞めたくないと言うので、スクールと練習日が重ならないチームを探すと一件該当がありました。

ホームページもしっかりと作られていて、強豪そうな感じがします。

さっそく体験を申し込みます。

電話口で丁寧に体験ができる日程や時間を教えてもらえ、予定を入れることができました。

海くんも嬉しそうです。




さて、待ちにまった体験の日。

広いコートにゴールが6つも!すごい!

いい環境で練習してるチームもあるんだなと今更ながら感心します。

練習内容は、はじめは軽くウォームアップから入って

二人一組で一人が投げたボールをいろんな体の部位でリフティングしてノーバウンドで返します。

海くんはリフティングを頑張っているので、まぁまぁついていっています。

後で聞くと「お兄ちゃんに上手いねって褒めてもらえた」と報告してくれました。

さて、次はコーンドリブルです。

海くんが今までやってきたコーンドリブルとはだいぶ違いました。

トップスピードでコーンドリブルするのですが、距離が50mくらいあって、それをほぼ連続で3本繰り返すセットを

数分のインターバルで5セット繰り返していました。

ここまで走らされる練習をしたことなかったので面食らいました。

海くんは最初は先頭を走ってましたがすぐにヘットヘトになり

あっという間に最後尾でヨタヨタついていく感じになってました。

それが終わると広ーーーいコートでの1vs1です。

相手を抜いてもゴールまで全力で走らないと追いつかれてしまいます。

(大変だわ、こりゃ)

その練習も最初こそ頑張っていましたが、疲れてくると戦意喪失です。

他のみんなは慣れているのか、最後まで闘争心むき出しです。

お腹を空かせたライオンに狙われた逃げ疲れた小鹿を見てるよう。

海くんはここでもコテンパンです。

練習の最後はミニゲームです。

海くんご所望のコートとゴールがあるミニゲームです。

「どのポジションをやりたい?」

背丈が海くんと同じくらいの子に尋ねられます。

「・・・ボランチ」

(海くん、ボランチしたかったんだ。)

大好きな遠藤保仁選手の影響かな、と感じました。

ミニゲームが始まってみると、完全なパスサッカーです。

みんな見事なパスワークを見せてくれます。

(うーん、さすが強豪)

なんて呑気に観戦していると、海くんにボールが渡ります。

どんなチームに行ってもいままでずっとダントツの下手っぴぶりを誇る海くん。

このチームでも期待を裏切りません。

いや、いい意味で裏切って欲しいなぁと思うのですが(笑)

なかなかうまくいきません。

慣れていない広いコートに、速いパス回し。

海くんがパスを出そうとすると、・・・こつん・・・。

弱々しいパスが出てあっさりカットされてしまいます。

広いコートでパスを出し慣れていない海くんはうまく蹴る力をコントロールできません。

うまくプレイできない海くんを見て、チームメイトから

「こいつ、うまくない!」

という言葉が飛びます。

(もうバレた!)

それから海くんにパスがまわることがなくなりました。

海くん越しに飛び交うパス。

(ここは、難しいかな。)

そう感じました。

練習終わりにコーチが話しかけてくれました。

このチームは勝利主義チームであること。

もう三年生なのでもっと負けん気がないと試合にでることすら難しいこと。

あとは、本人の気持ち次第ということ。

などなど、チームの特色を教えてくださいました。

当の海くんは「楽しかった〜。このチームに入ってもいいよ。」

と無垢な表情。

本人が入る気なら、いっそ厳しく揉んでもらうのも悪くないか、とも思いつつ

「・・・そうだね、もう少し色んなとこ見てみようよ。」

と言っておきました。

あんまりにも厳しくてサッカー嫌いになってもしょうがないもんなぁ。

環境は良さそうなので悩みますが、もう少し時間をかけてサッカーができるところを調べて見たいと思います。


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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

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