同じレベルのサッカーには魅力がある

2021年9月17日金曜日

足元の技術

t f B! P L



今までの記事で、海くんの球際の弱さを書いてきました。

精神的に幼くてガツガツいくことができなかったり、

周りを見れてなくて、キープできなかったりしていました。

もう少し時間が必要かなと思っていました。

心の成長を待って、体がぶつかることへの抵抗感がなくなって、

スポーツとはどういうものかを理解すれば自ずと球際の弱さは解消されるんじゃないかと思っていました。

ところが、そんな海くんが突然積極的になったことがありました。

それは、楽しさ重視チームのミニゲームです。

全力で走って、肩で息して、ボールを追いかけます。

まだまだ棒立ちになる時間は多いし、ディフェンスも追いかけきれていないことも多いし

球際に強くなったとはお世辞でもいえませんが、

以前にはないほど走り回りますし、ゴールも狙います。

海くんに何が起こったのか?

急に心の成長が訪れたのか?

急にまわりが見えるようになってプレイが思うどおりになってきたのか?

実は、海くんが積極的になるのは、この楽しさ重視チームのミニゲームだけだということが後になってわかります。

スクールでのミニゲームなどを見ても、いつもの海くんに元通り。

楽しさ重視チームに海くんを積極的にさせる何かがあるのだろうか。

もちろん、コーチたちの声がけやミニゲームの雰囲気作りのおかげでやる気を引き出せている一面があります。

ですが、それ以上の秘密を私は確信しました。

それは、サッカーの技術レベルです。

楽しさ重視チームには、海くんと同じくらいのレベルの子がたくさんいました。

同レベルで行うサッカーが本人にとってとてもエキサイティングで楽しかったんです。

サッカーを楽しんでいるうちに、夢中で走っていたんです。

練習が終わったあとに、誰よりも顔や体を真っ黒にして

「楽しかった!!」

と報告してくれました。

心の成長を待つしかないと思っていた球際問題ですが、

環境によっても改善できることを知りました。

急がば回れといいますが、自分の実力に見合ったチームで練習することも

着実にステップアップするには必要なのかもしれません。

海くんにとって、これがきっかけで球際問題が解決していけばいいなと思います。


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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

最後の一瞬にビビりがでる。

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