運ぶドリブルと一緒に覚えておきたいスキル

2021年10月24日日曜日

足元の技術

t f B! P L
朝練や親子2vs1などで運ぶドリブルを繰り返し練習している海くんですが

私からもう一つアドバイスとして、相手に近づき過ぎたとき、あるいは、相手から寄せられて距離がないときの立て直し方を伝えています。

寄せられても慌てずに対処する方法、ボールキープをして周りを見ることです。

落ち着いてボールキープして視野確保が出来るようになれば、闇雲にドリブルするだけでなくたくさんの選択肢をもってプレイできるようになると考えました。

突っ込んでボールを奪いに来るディフェンダー対策にもなりますし・・・などと相変わらずの素人考えです。

さて、ボールキープするにはコーチから口酸っぱく言われている腕を使えるようになり、相手から遠い方の足でボールコントロールする必要があります。

先日、一緒に川崎フロンターレの試合を見ているときに、

「家長選手の腕の使い方を見ると参考になるかもよ?」と話すと

「え?アキさん?」と返事が返ってきました。

そうね。アキさん。家長昭博選手だから、確かにアキさんだけども。・・・お知り合い?(汗)

なんでそんな親しみを込めた呼び方になったのか、そこはそこで気になりますが、肝心なのはそのプレイ。

家長選手のボールキープは本当に凄い!ボールを取られません。

腕一本伸ばして相手から距離を取って、それでも強引に奪いに来れば、その力を利用して身体を入れ替えます。

とても簡単そうにやっていて、(あんな簡単にキープできるのなら、なぜ同じことを他の選手はしないのだろう?)と素人ながらに疑問に思ってしまうほどです。

プロの試合での厳しいチェックにあっても倒れないでキープできるのは、まさにトレーニングの賜物、家長選手だからこそできる特殊能力なのかなと思います。

ただし、家長選手が特殊なのはプロの試合だからこそであって、大人と比べて力の無い小学生同士の試合で小学生が同じことをする分には特殊にならないんじゃないか、とも思いました。

「あ、ほら!腕使った!」

家長選手がキープするボールを狙って相手選手が詰めてきますが、腕を上手く使って懐まで飛び込ませません。

むしろ相手が詰めてきた反動を利用して距離を取り直します。

家長選手は、攻撃のタメを作るためにキープしていて、その間、味方は動き直しをするなどチャンスを伺います。

海くんの場合はそんな高レベルなことは当然できないので、自分のプレイに余裕を持つためにキープします。

寄せられる前にスペースへ運ぶ、相手の寄せが早くても最悪ボールを取られない対応ができる。

そんなふうに思っててくれれば、また自信をもってサッカーしてくれるかなと感じています。
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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

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