そして、段々と勝つのが難しくなってきました。
もちろん、大人と子どもの体格差がありますので
フィジカルにものを言わせて身体をぶつければ、簡単にボールを獲ったり、ドリブル突破したりは簡単です。
なので、身体を当てに行くのは極力避けて勝負をしています。
身体の接触がほぼ無い状態での勝負になると、海くんはだいぶ躍動するようになりました。
あんなに下手っぴだった海くんですが、それでも毎日のボールタッチや高速ドリブルの練習で
なかなか身体からボールが離れません。
インサイド、アウトサイド、ある時は軸足後ろからのターンでも
間に身体を入れ込めるほどの隙間を空けずにボールキープします。
なかなかボールを奪うことができません。
何が決め手になって上達したのかは分かりません。
むしろ、「コレが効果的だった!」というよりも、今までの様々な取り組みの相乗効果としていい方向で表面化してきている感じがします。
敢えて言えば静学の井田元監督の「百万回ボールに触れ」だと思います。
ボールを足で扱うことに慣れたんだと思います。
お箸でご飯を食べられるようになるように。
補助輪無し自転車をこげるようになるように。
ゲーム機のコントローラーを器用に使いこなせるようになるように。
サッカーボールを足で扱えるようになったんだと思います。
もちろん、一口に「足で扱う」といっても色んなレベルでのソレがありますが
ステップアップはできたんじゃないかなと思います。
そんな海くんと1on1を必死にするのが、私にとってとても楽しみなことになっています。
海くんの成長を感じられること、ほぼ手抜き無しで互角になったこと、
色んなことがこの1on1を魅力的にしてくれています。
海くんに敵わなくなるまで、この1on1をできるだけ長く楽しみたいなぁと感じる今日このごろです。