ディフェンスを考えることができるお年頃

2021年12月10日金曜日

足元の技術

t f B! P L
今まで幾度となく海くんにディフェンスを教えてきたことがあります。

三種の神器にはディフェンスはありませんが、海くんのあまりにザルすぎるディフェンスを見ては

「あー、ちょっとディフェンス教えないと・・・。」

という気持ちになり、実演を交えて伝えてみるのですが

これが伝わらない!!

いくら言っても不用意に足を出してしまうし、何度も身体を入れ替えられても、その原因に気づかない。

よく転ぶし、スライディングタックルしだす始末。

私が何を言っても忘れてしまって蓄積がない。

そうして出した結論は

(しばらくほっとこう。)

でした。

そんな海くんもいつの間にか小学三年生後半です。

以前より少しはマシになったものの相変わらずディフェンスはザルです。

ディフェンスに戻っても、ボールにも近づかず、そこらへんでボーっとこぼれ球を待つ海くんに一つアドバイスを送りました。

「ボーッとしてるくらいなら、インターセプト狙ってみ?」

海くんは、そうか、インターセプトか、とわかったようなことを言ってます。

さて、後日、少年団の練習終わりのミニゲームでほんの少し違いが出ます。

当然、狙えと言われてすぐにできるほど器用ではなく、

インターセプトは全くできなかったのですが、

ディフェンスに戻った海くんは、首を振って、インターセプトできそうな場所を探してました。

ボーッとボールを見てるくらいしかできなかったのが、ボールに注視しつつもチラチラ周りを見ます。

あー、考えながらサッカーできるようになってきたんだなと思いました。

何を言っても忘れてしまって蓄積がないと思っていたのに、

私のアドバイスを実行しようと自分なりに考えて首を振って情報収集する海くんに成長を感じます。

「今日は、セットプレーのときによく周りを見れていたよ。」

と練習後に声をかけると、合点がいったという顔をして

「あー!周りを見るってそういうことかー。」

と言っていました。

(いまさら?)とも思いましたが、今までは、

「周りを見ろ、スペース、味方の位置、相手の位置を確認すれば、出来るプレーの選択肢が広がる」

という説明をしていた結果、とにかく周りを見ることが「目的」と捉えてしまっていました。

今回は「インターセプトを狙え」しか言わず、その「手段」として周りを見たので

周りを見ることの意味がわかって腹に落ちたのだと思います。

自分で考えて出した答えが、いつも言われていたことだと気がついて、

周りを見ることの本当の大切さに気付きました。

これを機にインターセプトだけではなく、いろんなプレーに周りを見ることを活かしてほしいと思います。

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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

得点機会が増えてきた。

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