少年サッカー界ではこの程度のハードさは常識の範囲内なんですかね?ちょっとびっくりしてしまいました。
最後は、ほんとに走れなくなってしまい、ただボールの動きに合わせてジョギングするだけ(笑)
こんなに走ったことは海くん史上初です。
少年サッカーの練習も過酷だなと感じます。
ただ、それだけ動いただけあって良いこともありました。
今回はそんな話です。
試合慣れできた
最近のチーム練習での海くんの動きを見ていると、だいぶ守備がうまくなっています。
そして、守備と連動してボールを持っているときも「海くんらしさ」を発揮するようになってきました。
ですので、今回の試合はもしかすると活躍できるかも??なんて淡い期待を抱いて見学しました。
ですが、1試合目の海くんは、完全に元の下手っぴ海くんに戻っていました。
試合独特の緊張感で海くんだけではなく、チームみんな飲まれてしまっていました。
(やっぱりもう少し時間が必要かな)
そう感じ始めたころ、2試合目、3試合目に動きが変わってきます。
「馴れ」と「疲れ」で緊張が解けてきたようでした。
練習で見せるパフォーマンスの半分くらいは発揮するようになりました。
海くんのピークは4試合目に訪れて、点も入れたしチームも勝利しました。
海くんは、このチームでの初得点になりました。
両腕を上げてガッツポーズします。
(やったね。海くん!)
わたしも心のなかで呟いて、ガッツポーズします。
ハードな時間ではありますが、緊張でなかなか実力を発揮できない子どもにとっては荒療治?になるのかなと感じました。
今後もこの調子が上がってくる感じであればいいなと思います。
新たな課題も整理できた。
試合で自分の力を発揮できてくると、自分の欠点も浮き彫りになり、結果として課題が明確になります。
例えば海くんの場合は、前列のサイドのポジションに入ることが多いので、何度もタッチライン際を上がっていましたが、
ゴールライン近くまで上がったところで中に切れ込もうと一度切り返しますが、その際に、ボールをさらしてしまうので、相手が出してきた足に引っかかってしまうことが多かったです。
奥行きをうまく使ってターンする必要があるのですが、まだまだ技術が追いつきません。
明確になった課題は他にもあります。
まずはスタミナ不足が露呈しました。
最後の試合なんて、ボールの動きに合わせて軽めのジョギングをしてるだけで終わってしまいました(笑)
他の課題としては、ボールキープができなかったり、闇雲なパスしか出せなかったり、パスしたあと棒立ちだったり、セットプレー時に周りを見れていなかったり・・・。
あげればきりがないです。
積極的に動く姿は感動を呼ぶ
課題は山盛りで、どう贔屓目に見ても海くんは下手っぴです。
ただ、今までの海くんの試合での振る舞いが酷すぎるので(笑)随分と成長したなと感じました。
積極性が出てきましたし、ボールに向かって全力疾走する海くんを見るだけで心が動かされる気持ちです。
何より、声を出してボールを呼び込んだり、裏のスペースへ走る動作を繰り返したり、前線からのプレスをかけたりと、
ひたすらに一笑懸命繰り返してくれた場面を見て、本当に感動しました。
(おかげで後半はバテバテでしたが(笑))
試合には、親子練習やチーム練習で作った蕾を、開花させる力があると感じました。
大きな成長を見せてくれた海くんに感謝したいです。