あとで振り返って動画で海くんのプレーを見てみると、
細かな褒めても良いポイントが出てきます。
これらの褒めポイントは、実際に生観戦してるときは全く気づかないものです。
最近の事例でいうと、ライナー性で足元に飛んできたルーズボールを海くんが足裏で止めてトラップしたシーンがありました。
なんてことないトラップかなと思っていたのですが、よくよくプレーを見返すと、
トラップの直前にトントンとステップ踏んでいたのが分かりました。
以前に、メディアで岩政大樹さんが、「常にいつボールが飛んできても良いようにステップを踏んで備えておくことが大事。」と言っていたことを海くんは実践していました。
付けた知識を実践し、そして成功したこと。
わたしはそれを褒めました。
あまりにさり気ないプレーなので、本人もさほど気にしていなかったらしく、「褒めるとこ、そこ?」みたいな顔でキョトンとしていました。
( ゚д゚) ←こんな顔です。
一緒にそのシーンを動画で振り返ると、「あ!ほんとだ!ステップしてる(笑)」てな感じでした。
ですが、それ以降、試合中に海くんがステップを踏むことは定着し始めました。
連動して動きもちょっとだけ俊敏性が増したような気がします。
動画を見返すことで、本人すらもあまり意識しなかったプレーを見つけ出して褒めることができるし、
本人とそのシーンを共有することでたまたまできたプレーを、その後は意識的に継続することに繋がります。
子どもにとっても、やったことのないプレーをしろと言われるよりも、たまたまとはいえ、一度は自分で出来たプレーをしろと言われたほうが
「やれる!」という気持ちになります。
偶然できた良いプレーを、通常のプレーに引き上げる。
そんな作業に必要なのが動画だ・・・と思っています。動画をとる大きなメリットです。
そんなわけで今日も動画を見て、ダイヤの原石なプレーを探します。