内容はポジショニングのことが多いようです。
「サイドにより過ぎないようにしよう。」
「高い位置でプレスかけよう。」
「相手の○番にマークついて。」
下手っぴなのに他のチームメイトに指示を出してるのを見ると、言われ過ぎてチームメイトが嫌な気分になってたらどうしよう?とか考えてしまいます。
本人から聞く限りでは、試合前にコーチからチームに伝えられたことのリマインドがほとんどみたいなので、それであればまぁいいか、とハラハラしながらも静観しているところです。
さて、海くんの所属するチームでの声がけですが、ココ最近の試合を見ていると、海くん以外にも声を出してる人は何人かいそうです。
気持ちを盛り上げる声や、ボールを呼ぶ声などさまざまですが、
声を発することで緊張を解き、自分の力を引き出しやすい環境づくりに繋がっているようです。
この変化に海くんの声出しが少しでも寄与できていたら嬉しいのですが・・・。
ところで、この声がけが出来てるメンバーを見ると、通常のプレイでもチームの中で上手い子たちばかりです。
下手っぴで声出ししてるのは海くんくらいです(苦笑)
わたしのイメージで最初の声出しって「ヘイ!」ってパスを要求するところかなと思いますが
パスを要求するだけあって、ポジショニングに本人なりの意図があることがほとんどです。
なんとなくお団子にくっついていくだけの子は声出ししません。
逆に、声を出そうとすると、【どこでパスを受けよう?】という思考が働くきっかけになりますね。
ココで受ければ、直接シュートできる。
ココで受ければ、前のスペースにドリブルできる。
などなど。
今のチームの様子を見てるとパスを受けたあとに自分がやることを一つだけ考えた一手先読みがほとんどですが、そのうち
ココで受ければ、逆サイドで張ってる味方にパスして、前に運べる。
ココで受ければ、ワンツーで前へ抜ける。
なんて、二、三手先読みすることができてくるのかなと思います。
そう考えると、声出しは知的なサッカーをする上での第一歩なのかも知れませんね。
下手っぴなりに頑張って声を出す海くんに、高度なチームプレイをするサッカーへの道が繋がっていることを祈ります。