帰宅した海くんに、「どうだった?」と聞くと、「点も決められなかったし、相手も強くてやりたいようにやれなかったな。」と返ってきました。
まぁ、なんにせよ、お疲れ様。と伝えると、「あ、でも、面白いことに気がついたんだよなぁ。」と一言。
お、どんなこと?と尋ねると、「パスを受けたときに、プレスかけられるんだけど、プルプッシュしてターンしたら目の前が開くんだよ。」
「目の前が開くねぇ・・・。」不思議な表現するなぁと思いました。
【開いてる方向にターン】したんじゃなくて、【ターンしてみたら目の前が開いてた。】そんな感じに聞こえました。
確かにサッカーゲームのように鳥瞰でピッチを見渡してプレイヤーを操作するのであれば、【開いてる方向にターンする】が正解かも知れないですが、
実際ピッチにたって、しかもプレスなんてかけられたら、視野は極端に狭くなって目の前くらいしか見えないのかも知れないなと思いました。
そうだとすれば、【ターンしたら目の前が開いてた】っていう表現はあながち間違いでもないのかも。
ターンして選択肢を増やすことができれば、今までよりもリスクの少ない決定機に繋がりやすい選択をする可能性が高まります。
ターンというキーワードに着目して海くんを応援したいなと思いました。
ちなみに、プルプッシュVでのターンは、海くんが毎晩取り組んでいるボールタッチの一つです。
日々の努力が、サッカーの試合にもあらわれ始めてもいるようです。
不器用で下手っぴな海くんですが、この先仲間たちとサッカーを楽しんでいけるために、ターンが武器になってくれることを祈ります。