本質を知らないサッカー少年

2022年6月1日水曜日

サッカー脳

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海くんがサブキーパーとして、試合でキーパーする機会が増えています。

メインキーパーの子と比べると、キャッチの技術や、反応速度などが比べ物にならないほど低いです。

特に決定的な差を感じるのは、キーパーがボールを手にした状態でのキックです。

メインキーパーは、両手でボールを持って、インステップで45度の角度で思い切り打ち上げます。

飛距離があるので、うまくトラップできれば、すぐにゴールチャンスです。

海くんにも似たような技術はあります。しかも、コントロールは良いので、チャンスを呼び込むキックは得意なはずです。

ところが、海くんは、そのキックをしません。

サイドボレーで味方にピンポイントにパスすることにこだわります。

低空飛行なので、飛距離はでません。

しかも、結構な勢いのボールなので、ピンポイントで味方に届いても、うまくトラップできずに結局奪われてしまいます。

これで、飛距離もあって、味方がトラップしてくれるのであれば、サイドボレー一択だと思いますが、

得点の匂いがするのは、断然、45度に打ち上げるキックの方です。

そして、サッカーは点を取るスポーツです。

サッカーの本質を理解していれば、海くんがするべきキックは現時点ではサイドボレーではないことは明白です。

海くんは、サッカーの本質を理解していません。

そんなシーンがたくさんあります。

右サイドから味方がドリブルで駆け上がってるときに逆サイドから「ヘイヘイ!」と声を上げます。

サイドからサイドへ一発でパスできる子なんて、海くんのチームにはいません。

物理的に出てくるはずのないパスを要求しています。

味方のキック力を把握してれば、そんなとこでパス要求しないでしょってとこでパスを待ちます。

さらに、味方はおろか自分自身のキックでも同じことが起きます。

そんなキック力ないでしょってくらい遠くの味方に一発でパスを通そうとします。

案の定、パスカットされます。

しかも、周りの子たちは、遠くへパスするときはたいていインステップでボールを引っ叩くように、まるでシュートのようなキックをしますが、

海くんはボールにバックスピンをかけてキックします。

フワッとしたボールが上がりますが、飛距離がないので届きません。

パスは通らないと意味がありません。

海くんは、本当にサッカーというゲームの本質を理解していません。

点を取るために、今の技術でできることを探していれば、選択しないはずのプレーばかり選択しています。

プロのサッカーの試合を見ているばっかりに、ほとんどのゴールキーパーがサイドボレーするのを知ってるし、

サイドからサイドへの早くて鋭いパスを送りサイドチェンジすることで有効な攻撃ができることも知ってるし

ロングフィードは、バックスピンをかけてバウンド後にボールが流れすぎないようにすることも知ってます。

でも、知ってるのと出来るのは違います。

海くんは本質を知らずに、プロのサッカーっぽくサッカーごっこをしてるだけ。

もっとよく考えようよ。と本当に思います。

それでも、親バカなわたしは期待してしまいます。

もし、海くんにキック力がついてバックスピンをかけたボールで飛距離がでてきたら・・・。

もし、海くんのチームメイトのトラップ技術が向上して、サイドボレーを取れるようになったら・・・。

もし、味方のキック力がついて、逆サイドまでパスが来たら・・・。

どうなるんだろうとワクワクしてしまいます。

力量を理解して、やれるサッカーをするべきか、

それとも、パスが届かなくても、ベストなポジションに走り込むことを愚直に続けるべきか。

どちらが良い選択かわかりませんが、今日も本質を理解してない海くんに期待してしまうわたしです。

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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

得点機会が増えてきた。

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