スクールは平日開催なのでわたしは見学できませんが、先日、仕事の都合がついて見ることができました。
その日のスクールは夜遅い時間で、ナイター照明の中で行われていました。
わたしが見に行けた練習では、6年生も含んでミニゲームをしていました。
海くんは、5年生メインで構成されるチームにひとり4年生として入り、6年生チームと試合をしていました。
ナイター独特の雰囲気で、選手の息遣いや掛け声、コーチの指導の声が響き、激しい攻防戦を繰り広げている様を見ると、
(すごい環境で練習してるんだなぁ〜。)
としみじみ感じてしまいました。
多分、ナイターによる視覚情報の影響が大きいのでしょうけど、日中に行われる少年団の練習と比較すると、
(本格的なサッカーって感じがする!!)と、素人丸出しの感想のわたし。
さてさて、海くんの様子というと、6年生が相手ということで、だいぶ尻込みはしていましたが、一笑懸命走っていました。
ディフェンスはザルですが、後ろを向いた状態でボールを持つと、ターンして前を向いたり、ドリブルで前に運んだりしていました。
ただ、パスコースを作る動きが全くないなどのオフのときの課題がありそうです。
前々から気にはなっていて、海くんは、空いてるスペースを見つけて、そこにボールを要求するのですが、
パスコースあいてるかどうかはお構いなしなんですよね。
パスをよこせ!(ただし、コースが有るとは言ってない。)
みたいな無茶苦茶な要求です。
コーチからもコース作れとの指導は出てるように見えなかったので、その部分については親子練習で取り組むかなぁと考えてます。
そんな海くんですが、良いこともありました。
この日のミニゲームでは海くんがコーナーキックを蹴っていたのですが、
コーナーキックを蹴る直前で相手チームから
「どうせ浮かせてくるよw」との声が上がりました。
海くんは、この声を聞いてグラウンダーのパスに切り替えて、ダイレクトで仲間がシュートしてゴールすることになります。
相手チームの「どうせ(略)w」の声は、海くんがこの日に限らず、ほぼコーナーは浮かせてゴール前に放り込む傾向を知った先輩選手から出たものです。
わたしも、(海くんのコーナーは単調だな〜)とは思っていたし、実際のところ、海くんも「あの声聞くまで浮かせて放り込む気マンマンだった。」と言っています。
でも、相手は6年生で背の高さやジャンプ力では敵いませんし、ミニコートなので浮かせなくてもゴール前にパスは十分届くことを考えると、むしろグラウンダーのほうが得点の匂いがする場面でした。
グラウンダーに切り替えることができたのは、海くんにとって貴重な経験だったかと思います。
そして、重要なのはそれを気づかせてくれたのが先輩選手の言葉だということです。
親であるわたしでもコーチでもなく、歳の近い選手が言ってくれたことが、なによりの経験だったと思います。
大人に教えてもらうより、友達同士のやり取りで得た成功体験のほうが、身に付いて忘れないと、わたしの幼少期の経験からも感じているため、そう思えました。
ちょっと余計な話かも知れませんが、先輩選手は決して悪気はなかったと思いますが、ちょーーーっとだけ、小馬鹿にした感じが出てたのがまた良かったんですよ(笑)
「どうせ(略)w」
の「w」あたりがとても良かったです。
海くんも結果的にゴールに繋がったことで、口には出してないですが「やってやった!」って顔になってましたし、きっと海くんの心に深く刻み込まれたに違いありません。
こんなやり取りをしながら、切磋琢磨して上手くなっていってほしいですね。
最後に、その先輩選手はとても上手くて、海くんがずっと憧れてる人だということも書き加えておきます。