りっくんは、年中からサッカーを始めてますので、わたしとしては、本当に待ちに待った試合になります。
とはいっても、内容に対してあまり期待はしていませんでした。
それは、海くんが年長のときの試合を覚えているからです。
海くんは、ボールではなく、お団子をなんとなく追いかけて楽しんでいる感じで参加していました。
ボールや試合に関係ないところで、飛んで跳ねて転んで回ってと意味不明の動作を繰り返していました。
サッカーの試合ということで、テンションが上がっていたのは間違いないですが、
かといって、ない実力を突然発揮できるわけなく、
ただただ、キレイな芝生の上で踊りまくっていました。
なので、りっくんも、最初はそんな感じかなと思っていました。
ところが、蓋を開けてみると、ちゃんとゴールに向かって走っていました。
お団子の中に割って入る強引さはないものの、味方がボールを持ってサイドを駆け上がると、
ゴール前に走って「ヘイ!」とボールを要求します。
一緒に応援に来た海くんから「りく〜!パスコースある場所で呼べ〜!!」とアドバイスが飛びます。
結局、味方が蹴ったシュートが弾かれて、ちょうどこぼれたボールがりっくんの足元にきて、ごっつぁんゴール!!
いやいや、ゴール前に詰めているのが素晴らしい!とやや親バカ目線で納得のわたしと母ちゃん。
その後、ハーフウェイラインあたりで相手選手がキープするボールを奪って、2〜3人かわしてゴール前に一人で持ち込んでシュート!といったゴールもあり、この日のりっくんは2得点の活躍でした。
わたしの印象としては、やはり、海くんと同じく、わたしとの普段の練習通りのプレーをできていたかと言われれば、ほとんど出来ていないという評価です。
ですが、絶えずステップを踏んで身軽そうにボールに反応できていたのは良かったし、海くんほどの下手っぴさは感じさせませんでした。
海くんと同じように育ててきたつもりでしたが、やはり兄の存在は大きいようです。
おそらく、運動能力だけでいえば、平均は超えてると思われます。
普段から兄と張り合ううちに、同学年と比較すると平均以上の運動能力になってたんだろうなぁと感じています。
試合を終えて、満足そうな表情のりっくん。
「楽しかった?」と聞くと
「すっごく楽しかった!!」と笑顔。
「もっともっと上手くなるために明日からリフティングしよう?」と聞くと
「・・・。」と渋い顔。
練習らしい練習をするのは、もう少し先の話になりそうです。
今はまだ、わたしと海くんに混じってミニゲームでサッカーを楽しむくらいでいいか。