一学年上の試合と同学年の試合とで、海くんは丸っ切り違う動きをします。
なぜなら、任されるポジションは同じなのですが、チーム戦術が異なるためです。
味方が攻めてるときのオーバーラップのタイミングや、カウンター対策でのポジショニングから
攻められてるときの、サイド際での対応や、しぼり方まで異なります。
外野からみてるわたしの印象は、「ほんとに器用に動きを変えるな〜。」です。感心してます。
いろいろプロのサッカーの試合を見てる分、コーチや監督の指示の意図は把握できるようで
このチームの場合は、こう動いて、あのチームの場合は、そう動く。
と使い分けをしています。
どっちが好きなの?と聞くと同学年のほうだと答えが返って来ます。
わたしとしては、同時期に異なる戦術、異なる価値観のチームを経験できるのはいいことだなぁと思っています。
チームによって正解が違うことを身をもって体験できるからです。
子どもからすれば大人のコーチが教えてくれることってかなりの影響があると思います。
これがどんなときも正解だと鵜呑みにしかねないです。
ところが、こっちのコーチはこう言うけど、あっちのコーチはこう言ってるみたいなことに直面すれば、
時により、場合により、状況により、正解は変わることに気づけます。
もう少し考えると、鵜呑みにするのではなく、自分で正解はどこにあるのか判断する必要があること。
ここまで自分でたどり着ければ、今後の海くんのサッカー人生において、大事な気づきになるのではないかと考えています。