カメの逆襲

2023年3月1日水曜日

サッカー脳 足元の技術

t f B! P L
海くんたちの試合でコーチ陣のコーチングに変化が起き始めています。

目の前に転がってきたルーズボールを咄嗟にドカンと蹴ってしまい、マイボールにできない状況を見て

「収めろ!」「適当に蹴るな!」の声が響きます。

小学四年生前半辺りまでは、ルーズボールを取ってマゴマゴしてる様子を見て

「判断早く!!」のコーチングだったのを覚えています。

わたしと海くんは、「判断早くするには、常に周りの状況を見ておく必要があるね。」と話していて、事前に選択肢(パスの出し先、ドリブルするスペースなど)を並べておいて、ボールがきたらすぐに判断できるようなプレーをする努力をしてきました。

これが小学四年生の後半になると、トラップしてすぐにパスをしたり、場合によってダイレクトパスしたりするようになりました。

パスの出し先がなければ、自分でドリブルして運びながら出し先を探すようなプレーもします。

もちろん、相手の寄せが早い場合などは、ミスったり取られたりしますが、それでもやることは変わらなくて、判断するためにあくまでも選択肢を並べます。

変えることは、判断を早くするために、できるだけ事前に情報を集めること。あとは、トラップ、パス、ドリブルの技術の精度をあげることです。

少し思うのが、「判断早く!」の捉え方が良くなく、選択肢を並べずに判断をしてしまう子が一定数いるんじゃないかなと感じることです。

ボールがきたら前方に蹴り込むとか、相手ゴールに向かって一歩でもドリブルするとか、決め打ちして判断するパターンです。

低学年の頃は、それのほうが見栄え良く映って、逆に選択肢を並べることで判断が遅くなる海くんはモタモタしてる印象がありました。

そんな低学年の頃のイメージもあり、未だに海くんは「判断が遅い人」のレッテルが貼られていると思います。

ところが、最近になって、決め打ちして判断して称賛されていたはずの子たちが、「まず収めろ!」「適当に蹴るな!」と言われるようになってきました。

判断が早いかわりに適当に蹴ってしまってマイボールにならない様子が、目に止まりやすくなって悪目立ちするようになりました。

一方、海くんはというと、判断の早さについては、改善の余地が大有りな状況ではありますが、それでも時おり、良いプレーを見せてくれるようになりました。

一拍挟んでから逆サイドに出したり

バスカット狙われてることに気づいてキャンセルしたり、

自分に相手を引き付けてからパスを出したりするようになりました。

果たして亀のように遅い成長を見せていた海くんの評価が変わってくるのか。

そんなことがあったら、すごいなぁと感じています。

いろんなものを一足飛びに超えてレベルアップするようなことはできないけれど、

一歩ずつ着実に歩を進めてきた成果を出してほしいと感じています。
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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

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