考えて考え抜くのは練習のときだけにして、試合に関しては「反射的に」対処するという考え方もあると思います。
普段の練習から考えて判断することを反復して身体に染み込ませておけば、「反射的に」することで反復で得た正しい判断を時間をかけずにできると考えるからです。
ですが、今のところは、わたしは海くんに「試合こそ考えよう。」と伝えています。
実力も知らない、得意とする戦術も知らない、そんな相手との真剣勝負でこそ、「考える」をしてもらいたい。
それは、お互い手を知らない相手こそ、考えた末にレベルアップがあると考えるからです。
戦術を読み合って、選手の特徴を掴んで、相手のしたいことをさせずに、こちらがやりたいサッカーをする。
そのために試合こそ考えてプレーして、サッカーを楽しんでほしいなと考えています。
また、プレーを選択する上で重要なことの一つに顔を上げてボールを触ることですが、
これについては、「反射的」に近いんじゃないかなと感じています。
普段から、顔を下げないようにと練習をしておいて、試合では顔を下げない意識こそしてないけど、練習の反復がプレーに出るので下がらずに済んでいる状態を保つことができます。
「反射的に」することと、あくまで頭を使うべきところはチームや選手のレベルによって様々なのかも知れませんね。