疲労困憊で帰ってきた海くんに、「楽しくプレーできた?」と聞くと、
「身体を当てると必ず負けるから、ちょっとキツかったな。」と言います。
自分の学年の試合では、少しずつ計算できるプレーが増えてきていただけに、何もさせてもらえなかったことが精神的にキツかったようです。
「五年生では、完全に取れきれるとこでも、そこからひっくり返される。」とも言っていました。
海くんは、もうコリゴリといった感じでしたが、わたしは貴重な経験したなぁと感じました。
いつもの計算できるプレーがうまくいかなかったことの経験は、さらに上手くなるヒントになるだろうと考えたからです。
上手くいってばかりじゃ、課題は見つかりません。ぶち当たった壁を乗り越えてこそステップアップできるはずです。
低学年の頃は、できるプレーがどんどん増えていくので成長を感じることができますが、
高学年になってくると、通常できるはずのプレーが一つ上のカテゴリーで試合したときも同じようにできるかどうかで成長を感じる機会が増えていく感じがします。
プラス採点からマイナス採点になった感覚です。
海くん的には、しんどいかも知れませんが、やっぱり一つ上の学年にチャレンジさせてもらえる状況はありがたいなと感じます。