スクールでは、持ちすぎるなと言われます。スペースを見つけて、ボールを回せと言われます。
少年団では、縦に突破しろと言われます。スルーパスを出せと言われます。
スクールでは、縦に横に斜めにボールを動かしますが、少年団では、とにかく速く縦にボールを動かします。
どちらも所属してそれなりに時間が経過してるので、海くんも特に混乱はしていません。
最初はあったかも知れませんが、もう、スクールではこっちで、少年団ではあっちだと頭で分別しています。
ある日にバルセロナの試合を見た海くんが、「なぜ川崎フロンターレのように、もっと細かくパスを繋がないのか。」と聞いてきたことがあります。
バルセロナといえば、シャビ選手が現役の時代などに、ティキタカと呼ばれる細かなテンボのパスワークのイメージがありますが、
今見てみると、(これなら、Jリーグの川崎フロンターレのほうがよっぽど細かくパスしてるよ。)が海くんの素直な感想なのかなと思います。
パスは、そもそもゴールするための過程での選択肢の一つに過ぎない。だから、パスを繋ぐか、あまり使わないかは、どうやってゴールを取ろうとするかで変わってくる。フロンターレがどうやってゴールしようとしているのか。バルセロナがどうやってゴールをとろうとしているのか。それをよく見ると分かるよ。と伝えています。
海くんも、来年の4月はもう最高学年になります。
そろそろゴールから逆算したプレーを見てみたいなと感じていますが、今のところは道のりは険しそうです。