さて、以前の記事で、素直になることが成長する上で大切なことだと書きましたが、
例えば、今まで信じていたトレーニング方法と、全く異なる方法を勧められたときに
それを心の底から実践してみようと思う気持ちになれるものなのかどうか。
過去の自分が目的地に対して遠回りしてきたことを認めてしまう気がして、
素直に受け入れて、自分に合うトレーニングなのか冷静に取捨選択することは相当大変な作業であることは明らかです。
自分の歩んできた道と違いがあればあるほど認めることは難しく、むしろ、必要以上に否定してしまうこともあるかも知れません。
逆に、素直に様々なトレーニングや考え方に感化されて、自分の成長のさせ方を確立してる子ほど、過剰な反応を示すようなことはしないのかと思います。
取捨選択することの大切さを知っている子は、他人ではなく、自分自身がどう受け取るかが大事であることを理解しているからです。
一流の選手たちが、どれほど遠回りして合理的なトレーニングまで行き着いたのか、想像もできませんが、地道に取捨選択の実績を積み重ねていくことが大事かなと思っています。
そのための第一歩として素直な心を育むことができればと感じています。