スクールから帰ってきた海くんが少し興奮気味にその日の練習を教えてくれました。
興奮の理由は、ミニゲームでコーチからボールを奪ってゴールを決めたってことでした。
間違いなく加減してくれたんだろうけど、まぁ、これも一つの成功体験だなと思い、「やったじゃん!!」と褒めると、満足したようにニンマリ顔でした。
それよりも気になったのが、そのミニゲームのチーム割です。
海くんは、もちろんフィジカル弱めのメンバーです。
その日のミニゲームのコートが小さめだということもわかっていたので、球際が激しい展開になって、フィジカル弱めは不利と想像して、「じゃあ、苦労したでしょ。」と聞きました。
すると返ってきた言葉は「まぁね。でも、勝ったよ。」でした。
「え?!どうやって?」と聞くと、
「うーん。相手チームよりパスは良く繋がってたかな。」と言います。
狭いコートではフィジカル強いほうが有利だと思っていました。
そして、それを覆すのも、また技術であるとも。
もし、技術が少しずつ身についているのだとすると、嬉しいなと感じます。
直接目にしていませんが、ちょっと前までは、絶対に勝てないメンバーだったはずです。
勝ってる絵が思い浮かばないメンバーにミニゲームとはいえ勝った。
子どもたちが想像つかないくらいフィジカル差を埋めるほどの技術を身につけ始めているのかも知れません。
本当にこれからが楽しみだなと思わせてくれる結果でした。
海くんたちのこれからに期待です。