もう少しだけ、掘り下げたいと思います。
サッカーでも勉強でもなんでもそうですが、どこまで成長してその世界で通用するようになるのかは、結局のところ本人次第です。
親だって、コーチだって、四六時中一緒にずっと居られるわけではないので、自分自身を高めることができる能力を本人が持っていることが必要になります。
親は、その能力の育成にも目を向けるべきだなとわたしは思っています。
本人が情報を集めて、本人が取捨選択をして、自分に最適なトレーニングを構築できるようになるには、どう子どもと接すれば良いのか。そのことをよく考えています。
とても、難しいことですが、きっと大事なことだろうと思えることが一つあります。
それは、素直さです。
何でも、一旦取り入れてみて、自分に合うかどうかを試みる心です。
それがないと、そもそも次の取捨選択のステージにまで行き着かないからです。
こうした素直さを育むために、わたし自身、安易に練習メニューを否定しないようにしています。
一番近い大人の影響を、子どもは受けやすいと考えるからです。
練習メニューを否定するときは、根拠も一緒に話すようにしています。
それも「やめなさい。」ではなく、「わたしはこう思うよ。」と、あくまで意見を伝えるようにしています。
1意見を子どもなりに解釈して、子どもがその情報をどう活かすかが大事なことと考えているからです。
それになにより、子どもが取捨選択して選んだ練習メニューであれば、それが一番成長に繋がるんじゃないかなと思っています。
多少は、遠回りになったりするかも知れませんが、本人なりに、これをやれば上手くなる!って思ったものであれば、その思いをもって練習に励むことが、なんだかんだ効果的に働くような気がします。
そんな考え方をしてるせいか、Webサイトなどで見かける根拠ない「この練習メニューをすると下手になる」系のネタは苦手です。
その手の情報に目が届くようになるころには、そんな情報に振り回されることなく、自身の頭と経験値で成長できる能力を身に付けることできていれば良いなと思います。