海外での試合経験が豊富な選手が増え、下手な監督よりもよほど戦術知識を蓄えた選手が豊富な中、とても合理的な方式なのかなと思います。
トップダウン方式では、監督についていこうとする選手と、個を貫こうとする選手がいて、一枚岩になれず、余計なところでエネルギーを割いてしまうようなことがあるかも知れませんが、
ボトムアップ方式では、そもそも、現場からの意見の吸い上げが根底にあるので、それは起こりません。
個同士の衝突はあるかも知れませんが、そもそも、それが起こらないようにスタメンとポジションを選んでいるように工夫をしているようにも見えます。
最大限、個が活きて、チームとして良い化学反応が起こるようなチーム作りをしているのではないかなと思います。
言うのは簡単ですが、それって結構凄いことだよなと思います。
比較対象として適切か分かりませんが、自分の会社で、突然ボトムアップ方式を求めたら、間違いなく収拾つかなくなると思います。
組織全体で混乱するでしょうが、特にトップに近いほうが大変です。
何人もいる部下の戦略を吸い上げて、各々が最大値を取れるような環境を整備し、失敗すれば責任ん追求される。
そもそも部下から良質な戦略がどんどん上がってくることが大前提です。
もっとも、その前提は、今の日本代表にとっては、なんの問題もないのでしょうが・・・。
ただ、選手たちも、ずっと日本代表のことを考えているわけでもなく、自分の事、自分のクラブチームの事など考えつつなので、
日本代表に対して自らアイデアを出し続ける必要もありつつ、複数ポジションも求められつつで、監督・コーチだけでなく、選手にとってもまた大変な方式でもありますね。
そんなチームを観戦できる我々はとても幸福ではありますが、願わくば、アジアカップ優勝も、叶えてほしいところです。
バーレーン戦、期待しています。