中には、史上最強の日本代表に対して、はたしてその強さは本物なのか?と疑問を投げかける記事もあります。
ですが、日本代表選手の多くは海外リーグで活躍し、各クラブチームでの信頼も高く、選手の個々の能力は疑う余地はありません。
ところが、アジアカップで敗退してしまった。
しかも、イラク戦と同じような方法でイラン戦で負けてしまった。
何が問題だったのか。
わたしは、ボトムアップ方式の特性が出てるんじゃないのかなと思っています。
選手たちが各々意見を言って、戦術として昇華させるわけだから、トップダウンで決めるよりは時間はかかるんだと思うんですね。
だから、イラク戦での反省が活かしきれずにイラン戦で敗退してしまったのではないかと。
でも、逆に言えば、時間をかけさえすれば、複数の選手の目が通した上で磨き上げたどれより間違いない戦術になるのではないのでしょうか。なにより選手たち自身が納得したものになるはずです。
要するに、日本代表がもっともっと強くなるための受け皿は、既に作られており、
敗戦を重ねることで、弱点を克服し、勝ちを重ねることで、武器に磨きをかけている最中なのではないかなと。
トップダウン方式で、監督が変わるごとに経験の蓄積がリセットされるのと違い、日本代表を強くしているのは、選手たち自身の主導ですから。
もっともっと強くなる日本代表に期待しかありません。