38分間のパフォーマンスの続き

2024年5月5日日曜日

サッカー脳 守備

t f B! P L
オフ・ザ・ボールは奥が深くて面白いです。

38分という一試合のほとんどの時間をそれに費やすにも関わらず、ボールは直接触ってない。それでいて、勝敗に大きく関与します。

オフ・ザ・ボールの動きが大事だということは、それだけサッカーというスポーツには、将棋や囲碁のようなボードゲーム的な要素が多分に混じっているものと考えます。

例えば、海くんに守備の優先順位として

1 パスカット
2 トラップ際
3 前を向かせない

と伝えていますが、

この優先順位を守るにしても、ボードゲーム的な要素が含まれているなぁと感じました。

一例を挙げると・・・。

いくら優先順位が高くても、パスカットだけを狙ってバスルートのど真ん中にいては、ちょっと位置をずらされてパスが通ってしまったときに、トラップ際を狙う、あるいは、前を向かせないの下位の選択肢を選ぶことができなくなります。

重要なのは、パスカットを狙うことだけど、相手が上回ってパスカットできないとなったときに下位の選択肢である「トラップ際を狙う」に瞬時に切り替えることです。

つまり、切り替えることができるようなポジションを常に取り続けることが大事になってきます。

ですが、守備の優先順位については、今どきの小学生はおそらく常識になってると思うので、

特に高学年になってくると、そのあたりを理解した上でポジション取りする子は珍しくありません。

オフ・ザ・ボールで違いを出すには、下位の選択肢の見切りが重要です。

一番簡単なのは、パスが出た直後です。

パスカットが確実に出来ると判断したら、誰でも下位の選択肢を捨ててパスカットするでしょう。

違いを出すなら、その前に判断することが大事かなと思います。

ボール保持者に十分な強度で味方がプレスしていて、パスコースが限定されているときなどは好例です。

こういうときは、下位の選択肢よりパスカットをより優先するポジションに立つべきだと考えます。

場合により、マークを外して蓋しに行ってボールを奪い切ることも考えられます。

相手の選手がどのようにボールを持ち、どのような制限がかかっているかで、ポジションに変化をつけることが違いを生みだします。

それは、ファインプレーに見せないファインプレーであり、隠れた好プレーになるので、見つけることが大変ですが、

「あの子、ちょいちょい良い所でカットするな。」と感じる子は、そもそもポジショニングが優れていることが多いです。少なくとも、海くんのチームを見ていてそう思います。

例に出したのは、ごくごく局所的なものになりますが、その個人戦術以外にチーム戦術があり、ディフェンスラインがあるので、まぁ、複雑で難解ですが、そこもサッカーの魅力だなと感じます。

分かりやすいボールを持ったときの好プレーも大好きですが、隠れたファインプレーを連発できる選手にもなってほしいです。
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文化系歴40年。小学四年生の時に習い事が全て嫌いになりバッサリやめた経験から10歳くらいまでの過程が、少年サッカーを全うする上で重要だと思っている。

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