エル・クラシコに見るサッカー少年に必要なこと

2021年10月31日日曜日

楽しむ心 環境

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今回のエル・クラシコは、ヴィニシウス選手が大活躍していましたね。

ヴィニシウス選手といえば、以前に海くんから教えてもらっていた選手です。

観戦力向上計画その4 レアルマドリードの倒し方

海くんのサッカー脳を刺激するために、私自身、書籍やネットで勉強をしてサッカーの観戦力をつけてきました。 文化系な私が理解するのは大変でしたが、とても楽しい作業ではありました。 そんな私の努力が少しずつ海くんに伝わっているようです。 クラブチームの練習場まで送る車内で、海くんが言いました。 「


流石に、わざわざ海くんが教えてくれるだけあって本物です。

エル・クラシコという大舞台でバルセロナの右サイドへの侵入を何度も成功させていました。

バルセロナの攻撃もヴィニシウス選手からのカウンターを警戒しているせいなのか、積極的な攻撃ができていなかったように思えます。

さて、今回の一戦ですが、「エル・クラシコはエル・クラシコではなく、ただの一試合になった」とする論調の記事を目にしました。

リーグ全体でゲーム差の開きのない拮抗したレースになっており、ほぼ横一線の状態とは言え、両者は現時点で首位争いのチームではありません。

特にバルセロナは移籍したメッシ選手の穴を埋めることに苦しんでいて、本来のバルセロナのチーム状態とは言えない状態が続いています。

そんなバルセロナを見て、ガンバ大阪を連想します。

ガンバ大阪も遠藤保仁選手がレンタル移籍してから本来の調子ではありません。

前回2位のチームがまさかの残留争いです。

両チームに共通するのは、それまでとっていた戦術の核となる選手がチームから離れたことです。

両チームとも、核となる選手がいなくなることにより、戦術を大なり小なり変える必要が出てきて、その移行に苦労をしているところなのだと思います。

それまでとってきた戦術を変えるのであれば、チームの転換期とも言えるかもしれません。

選手も歳をとるので、どんなチームにも必ず転換期は訪れますし、どのチームも苦労をしているんだろうと思います。

ところが、川崎フロンターレのように主力選手を複数人放出しながらも、勝ち続けることができるチームもあります。

本当に強いチームは勝ちながら修正していきます。

「違い」は何でしょうか。

監督の力なのか、スカウティングの力なのか、はたまた資力の問題なのか。

選手というキーワードで「違い」を考えると、戦術を実行する能力が大事になるんじゃないのかなと思います。

先ほどは、選手が変わることにより、戦術を変える必要があるのでは、と書きました。

ですが、例えば最大公約数を探すような作業で選手たちに適した戦術を探したときに、探した戦術が監督にとって得意な戦術とは限らないんじゃないかと思います。

そんなときは、監督がその戦術を勉強して適応するのでしょうか。

それとも、監督の得意な戦術の中から一番選手たちに良い戦術を選ぶのでしょうか。

あるいは、その中間の戦術をとるのでしょうか。

一つ言えるのは、どんな戦術でも実行できる選手が揃っていた方が、より柔軟に次のチームの形を変えられるということです。

ポゼッションでもカウンターでも実行できる器用な選手が重宝されるのではと感じました。

川崎フロンターレには、そんな柔軟な選手が揃っているのかも知れません。

彼らがどんな幼少期を過ごしてサッカーを学んだのかはわかりませんが、

海くんに、「どんな戦術でも実行できる能力」を育める環境があれば良いのになと感じます。

もちろん、どんなサッカー人生を歩み、どんな選手を目指していくのか、を決めるのは親であるわたしではなく、本人ですが・・・ね。
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